学校日記

3学期始業式のお話

公開日
2026/01/08
更新日
2026/01/08

校長室より




















 みなさん、おはようございます。新しい年になって初めてのあいさつには、特別な言葉がありましたね。「明けましておめでとうございます」。



 今日はこの写真、どこだかわかりますか?そう、校庭の桜の木です。葉っぱが一枚もありません。何だか寒そうで気の毒な感じもしますね。もう少し近寄ってみましょう。枝の先に目を移すと…とんがった剣先のようなものがついています。これは「芽」です。芽の中には「花芽」と「葉芽」があります。(ちなみに「つぼみ」と呼ぶのは花が咲く直前です。)茶色の鎧にくるまれているようで、ずいぶんしっかりと守られていますね。それもそのはず、冬の寒さはどんな植物にとっても苦手なものなのです。だから大切な花や葉っぱは丈夫で温かいカバーにくるまれているんですね。ちょっと先っぽを切ってみましょう。中はこんな感じで新鮮な黄緑色の花の赤ちゃんと葉っぱの赤ちゃんがじっと外に出る時を待っています。暖かくなって、準備が万全に整ったら、一気に花が咲き、葉っぱが広がる、これを「芽吹く」と言います。「芽」が「吹き出す」様子。日本語ってとても素敵ですね。実はこの「芽吹き」のために、冬はとっても大切な時間なのです。夏場に蓄えた栄養をじっくりと枝の先の「芽」に送り込み、「芽吹き」の日に備える季節。この時間があるからこそ、あの春の満開の桜があるんです。一枚の葉っぱもついていない木の中で、花を咲かせるための準備を日々整えているんですね。実はこれ、われわれ人間も、皆さんも一緒。力をつけて大きく成長するためには、じっくりと備え、整えることが大切です。3学期はまさにその時間。この1年間で学んできたことをしっかり自分の中に吸収し、そして一つ上の学年に進級、進学して花開かせるために大切な時間になります。その意味では、3学期ですが、次の学年の「0学期」でもあるんです。123月と続く3学期は全部で51日間しかありません。1月は「行く」2月は「逃げる」3月は「去る」と言われるくらい、あっという間に過ぎていきます。一つ一つのことに「真剣に」「本気で」取り組んでみましょう。一人ではできないことでも先生や友達と一緒だったらきっとうまくいきます。たくさん失敗しても、暗い顔をせず、明るい笑顔でいると不思議とうまくいきます。



 ぜひ今日から校庭の桜の「花芽」を毎日観察してください。皆さんが強く、賢く、力をつけていくのと同じように、きっとだんだん膨らんできます。今朝は、「冬に準備をしっかりして春に満開の花を咲かせる花芽」と同じように、3学期一つ一つのことに真剣に本気で取り組み、次の学年に備えるための力をつけよう!というお話をしました。