学校日記

2月9日 全校朝会「ミラノ・コルティナオリンピック」開幕!

公開日
2026/02/09
更新日
2026/02/09

校長室より




















皆さんおはようございます。昨日は突然の大雪にびっくりしました。衆議院選挙という国民の代表を選ぶ大事な日に突然の雪、各地で混乱があったようです。冬ですから雪が降るのは当然、とも思いますが、日頃から慣れていない東京の人々にとっては大変な出来事ですね。実はこの大雪も、地球温暖化と関わりがあるかもしれないそうです。冷たい雪が降るのは温暖化とは正反対じゃないの?と思ってしまいますが、温暖化によって世界中の海水温が上がると、大量の水蒸気が大気中に上がっていき、1年間の雨の量は少なくても夏のゲリラ豪雨や冬のドカ雪につながるとも考えられているそうです。とはいえ、久しぶりの大雪。風邪をひかないように気を付けながら、冬の遊びを工夫してみてください。



 さて、この週末は選挙や大雪だけでなく、大きな出来事がありましたね。そう、イタリアはミラノ・コルティナで始まった冬のオリンピックです。芸術と文化の国イタリアらしい華やかで美しい開会式では、世界中の国々の人が笑顔で入場し、改めてオリンピックが「平和の祭典」であることを再認識しました。早速日本人の活躍がたくさん伝えられていますが、ぜひ世界の国々や様々なスポーツの面白さに関心をもち、日本人だけでなく一生懸命頑張る全ての選手に声援を送ってほしい、と思います。さて、冬季オリンピックは1924年にフランスで開かれたパリオリンピックの「おまけ」としてその年の冬に同じフランスの「シャモニ」という町で開かれたのが始まりでした。それから70年たった1994年のリレハンメル大会からは、夏と同じ年ではなく、2年ごとに夏と冬を開催するようになりました。「おまけ」ではなくなったことはとても嬉しいことですが、一方でその陰ではオリンピックはたくさんの人とお金が集まることから、この大きなイベントをお金儲けに使おう、と考える人々が出てきてしまいました。純粋なスポーツ大会にとどまらない「商業主義」という問題が出てきてしまったのです。例えば貧しい国や施設が整わない国は、道具を整えたり、外国の試合に出場したりすることも難しいでしょう。特に「冬」のオリンピックは気候や特別な道具等、参加のハードルが高いので、今回も80か国ほどの参加にとどまっています。そして、ここでも温暖化の影響は避けることができません。スキー場の雪が足りず、近年はどの大会でも「機械で水を凍らせて作った人工雪」を大量にゲレンデにまいているのです。こうした機械を動かすためには燃料を燃やし、電気を起こし、その結果大量のCO2という温暖化の原因物質を生み出してしまうのです。今回のイタリア大会では、新しく競技場を作ったりせず今あるものをなるべく使おう、という「エコ」な取り組みをしたのですが、そのために会場が「ミラノ」と「コルティナ」という2か所に分かれてしまいました。東京と名古屋くらい離れた二つの場所の行き来は大変です。選手が一か所で仲良く交流する、ということも難しくなってしまったようです。素晴らしい平和の祭典であるオリンピックも様々な課題を抱えながら開催されている、ということを知ることは大切ですね。



オリンピックが始まると、どうしても日本人選手の活躍やメダルの数、ということが話題になりますが、この機会に様々なスポーツや、世界の国々に関心を深め、皆さんの将来の夢も大きく育ててください。オリンピックは2月22日まで開かれるそうです。夜中の中継も多いので、根不足にはくれぐれも気を付けてください。