12月7日 理科室 二十四節気「大雪」
- 公開日
- 2023/12/07
- 更新日
- 2023/12/07
理科室
今日12月7日は、二十四節気21番目「大雪(たいせつ)です。「大雪」とは、雪が盛んに降りだす頃という意味で、山の峰々は雪をかぶり、平地でも雪が降る時期です。字のとおり大雪(おおゆき)になる地域もあります。今朝の八王子市の気温は2度、昼間は20度近くまで上がり、10月中旬並みの気温でした。小宮の丘から見えた景色がとてもきれいでした。
この頃から日本にやってくるのが「冬将軍」です。18世紀フランスで活躍した将軍ナポレオンがロシアを侵攻しようとした際に厳寒が原因で敗戦したことから、厳しい寒さを人の姿に例えていうようになりました。正式には「シベリア寒気団」といい、シベリア方面から到来し、日本海側に雪を降らし、太平洋側には乾燥した冷たい空っ風が吹き荒れます。2月の「大寒」の頃と同じくらいの寒さになるので「真冬並みの寒さ」と表現されることもあります。
大雪の頃から雪が盛んに降り出すため、雪国では雪の重みで木々の枝が折れないように雪吊りをするところが多くなります。石川県金沢の兼六園の雪吊りの様子を見た人もいますよね。