この１年間の校長講和を振り返ってみましょう。毎月の全校朝礼と各学期の始業式・終業式で合計１４回、校長講和をさせてもらいました。すべての講和に共通しているメッセージは、「自分を大切にして、他の人を大切にして、よりよく生きてほしい。」というものでした。
そして、今年度最後のメッセージは「感謝する」です。みなさん、ブロニー・ウェアさんが書いた「死ぬ瞬間の５つの後悔」という本を知っていますか。著者のブロニー・ウェアさんは介護職に就いていた方で、介護職として多くの人の死の直前に関わった実績があります。この本で５つの後悔とは、「自分に正直に生きればよかった」「働きすぎなければよかった」「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」「友人と連絡を取り続ければよかった」「幸せをあきらめなければよかった」と言っています。そして、後悔しない人生を歩むためには、「自分の心に正直に生き、すべての幸福に感謝すること」と言っています。
今学期を振り返って考えてみましょう。楽しいことばかりではなく、嫌なこともあったでしょう。よりよい学校生活を送るために、感謝できることを探し、そのことについて、感謝しましょう。最後に残るものは「感謝」のみです。
この１年間、みなさんは本当によく成長しました。おかげで私にとっても素敵な１年間になりました。ありがとうございます。これからのみなさんの更なる成長を大いに期待しています。