2020年6月10日 水曜日 今日は何の日?
- 公開日
- 2020/06/10
- 更新日
- 2020/06/10
今日は何の日
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「新しい生活様式」の実践を
〜感染防止の3つの基本〜
1 身体的距離の確保
できるだけ2m、最低でも1m空ける
2 症状がなくてもマスクを着用
3 家に帰ったら手や顔を荒らす
手洗いは30秒程度かけて、水と石けんで丁寧に
八王子市のホームページから
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<R02.06.10>
【時の記念日】1920年に東京天文台(現 国立天文台)と生活改善同盟会が制定しました。今日でちょうど100年になります。日本国民に、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善と合理化を図ろう。」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広げることが目的でした。6月10日は、日本で初めて時計装置が使われた日で、これを記念しました。このことは、『日本書紀』の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦で671年6月10日)に次のことが書かれていて、日本初の時計が鐘を打った日が6月10日であることがわかります。なお、「漏尅」すなわち「漏刻」は水時計(容器に流入した水の水面の高さの変化で時を計る)のことです。
『漏尅を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。始めて漏剋を用いる。此の漏剋は、天皇の皇太子に爲(ましま)す時に、始めて親(みづか)ら製造(つく)りたまふ所なりと、云々(うんぬん)。』
1920年の出来事には、国際連盟の成立(日本も正式に加盟)、慶應義塾・早稲田・明治・法政などの大学が設立認可、第1回の箱根駅伝が開催、日本で株価暴落し戦後恐慌(第1次世界大戦時の好景気後に落込む不況)に、アントワープオリンピック開催(ベルギー)、東京の上野公園で日本初のメーデー(労働者の祭典)開催、日本で初の国勢調査(人口・性別・年齢・世帯状況・就業状態など調査)実施、などがありました。
〈今日の新聞記事から(要約)〉日本経済新聞 令和2年6月10日朝刊「春秋」
時間は伸びたり縮んだりすることを、物理学者のアインシュタイン博士が有名な相対性理論で唱えました。このことを東京大学の科学者が東京スカイツリーの展望台で自ら考案した世界一正確な光格子時計を使って立証して見せました。高さ約450メートルの展望台では、地上階に比べて1日あたり10億分の4秒時間が早く流れていたのです。重力の大小で時間は変わり、一定の早さで進むとは限りません。
また、時間は主観的なものです。児童文学作家のミヒャエル・エンデが「時間とは生活そのもの。そして人間の生きる生活はその人の心の中にある。」と語っていました。コロナ禍で日常の時間の伸び縮みに改めて気づいた方もいることでしょう。公私の区別がつかず曜日の間隔をなくしていませんか。最初の時の記念日からきょうでちょうど100年。時間の大切さは不変なのです。