11月9日(月) 本日の授業風景
- 公開日
- 2009/11/09
- 更新日
- 2009/11/09
校長より
3年生・道徳の授業の様子です。
一昨年、中国で行われた女子サッカーのW杯・日本対ドイツ戦で、反日感情の強い中国人の観客たちは、日本チームに対してブーイングをし続けました。
にもかかわらず、日本チームは試合終了後に 「 謝謝 CHINA ( ありがとう 中国 )」 と書いた横断幕を掲げて見せました。
そんな日本チームの姿に、中国人の中にも自分たちの態度を反省し、考え方を改める人が出始めている … といった内容の新聞記事を使って、授業を行っています。
「 温かい人間愛 」 や 「 思いやりの心 」 「 寛容の心 」 「 公正・公平 」 「 世界の平和 」 など、複数の道徳教育の内容について考えさせられる教材でした。
今日の授業とは直接関係ありませんが、「 スポーツ観戦のマナー 」 という点では、、わが国でもゴルフ観戦のマナーが問題になっていますね。
「 はにかみ王子 」 こと石川遼選手を応援するあまり、石川選手のライバルである他の選手の失敗に拍手をする …、 まだ同じ組の選手が打ち終わっていないのに、石川選手が打ち終わると移動を始める …。 これらの行為にも、単に 「 マナーを知らない 」 ではすまされないものがあるような気がします。
ついでに言わせてもらうと、間もなく開幕するバレーボールのワールド・グランド・チャンピオンズ・カップ ( いわゆる グラチャン ) で、アイドルを動員して会場を異様なまでに盛り上げる日本の応援にも、私はいつも違和感を覚えます。
どこを応援するかは別として、好プレーには等しく拍手を送る、「 無理矢理ハイテンション 」 な応援は控える、といった観戦態度を個人的には望んでいるのですが、生徒の皆さんはどう思いますか?
校長 武田幸雄