3月17日(木) 一葉の葉書から
- 公開日
- 2011/03/17
- 更新日
- 2011/03/17
校長より
※写真は、合唱コンクールでの3学年合唱の様子です ( 7日 )
一昨日、差出人のお名前のない葉書が届けられました。
3年生は昨日の終学活で担任の先生が読んでくださったと思いますが、改めてこの場を借りて紹介します。
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拝啓
二年前から貴校の合唱コンクールを鑑賞しております。 この度は、素晴らしい歌声を聞かせていただき、感動のあまり一筆したためました。
いつも思うことは、男性コーラスのたくましさ、剛さです。 会場を圧倒させる響きは、心の中をこだまします。
今年は女性コーラスの清廉さ、透明さが一段と冴え、そして、一つにまとまったときのハーモニーに感涙ひとしおでした。
そして、学生たちの歌声は、聞き終えてなお耳の中で響き合うのです。
帰途についてなお耳に残る、それは神韻かもしれません。
中三生が卒業してもなお伝統として息吹くその歌声を、再び卒業式でお聞きしたいです。
乱文乱筆にて
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「 聞き終えてなお耳の中で響き合う 」 「 帰途についてなお耳に残る 」 皆さんの合唱のことを、お手紙をくださった方は 「 神韻 ( しんいん )」 とまで表現してくださいました。 「 神韻 」 … 意味はわかりますか?
「 詩や絵、歌などの芸術作品が、まるで神業 ( かみわざ ) のように優れていること 」 を表す言葉です。 つまり、皆さんの合唱は 「 神の歌声 」 と評されたにも等しいのです。 昨日の副校長先生の 「 希望 」 のお話しにもありましたが、皆さんはそれだけの可能性や潜在能力を持った素晴らしい存在なのです。
手紙をくださった方がどなたかはわかりませんが、文面から明日の卒業式にも来ていただけるものと思われます。 その方が再び 「 神 」 を感じてくださるような素晴らしい式歌に、私も期待しています。
校長 武田幸雄