学校日記

3月4日(金) 本日の授業風景 ・ その5

公開日
2011/03/04
更新日
2011/03/04

校長より

 A・B組の数学の授業(少人数)の様子です。
 上から順に、天田先生クラス → 鈴木先生クラス → 加藤先生クラスです。
 天田先生のクラスでは、「 川渡りゲーム 」 に挑戦していました。

 さまざまな条件の下、3組の親子を小舟に乗せて川の向こう岸に渡す組み合わせと方法を考える問題です。 生徒たちは、親子の代わりに 「 おはじき 」 を使いながら一生懸命考えていました。

 中学校における数学の授業の目標は、以下のように定められています。

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 数学的活動を通して、数量や図形などに関する基礎的な概念や原理・法則についての理解を深め、数学的な表現や処理の仕方を習得し、事象を数理的に考察し表現する能力を高めるとともに、数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し、それらを活用して考えたり判断したりしようとする態度を育てる。

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 さて、私はこの中でも特に 「 数学的活動の楽しさや数学のよさを実感し … 」 から先の部分が、とても大事だと思うのです。

 ベストセラー 「 国歌の品格 」 で知られる数学者の藤原正彦さんは、数学研究を 「 高い山の頂にある美しい花を取りにいくようなものだ 」 としたうえで、こんなことをおっしゃっています。
 「 花を取りに行くためには野心も知識も必要だが、まずその花の美しさに感動しなければいけない。」

 皆さんが数学の授業で身につけた 「 解答を導く知識やテクニック 」 はもちろん大切ですが、「 わかった時の喜び・感動 」 も忘れずにいてください。

                                     校長 武田幸雄