学校日記

2月22日(火) 本日の授業風景

公開日
2011/02/22
更新日
2011/02/22

校長より

 1年生・国語の授業の様子です。 担当は、井上先生です。

 ワークを使いながら、文法の学習に取り組んでいます。
 文法も、これまでに学んだ主語・述語といった 「 文の成分 」 から、名詞・動詞といった 「 単語 ( 品詞 )」 へと、学習内容が大きく変わりました。

 よく 「 文法なんて知らなくても、日常生活に支障はない 」 という人がいます。
 しかし、もともと学習の必要性は、日常生活に支障があるかないかで論じるべきものではありません。

 少し前のことになりますが、私が体育の授業(水泳)の取材をしているとき、冷たいプールに入ったとたんある男子が 「 チョー寒いし! 」 と悲鳴をあげました。 この 「 チョー寒いし 」 という言葉、皆さんは日本語としてどう思いますか?

1.特になんとも思わない。
2.なんとなく間違っているような気がする。
3.日本語として間違っていることも、その理由もわかる。

 ここで詳しいことは説明しませんが、この言葉は 「 超 」 という接頭語の使い方、「 し 」 という助詞使い方の二点において間違っています。

 その時代時代に 「 若者言葉 」 や 「 流行りの言いまわし 」 があります。
 そして、多くの場合、それらは 「 わざと崩した日本語 」 として登場します。

 そこで大切なのは、「 それを間違いとわかったうえで、あえて使う 」 のか 「 間違いを、間違いとも思わずに使う 」 のかということです。 同じ 「 使う 」 のでも、その差は 「 賢者の使い方 」 と 「 愚者の使い方 」 ほどのひらきがあるのです。

                                     校長 武田幸雄