学校日記

1月10日(月・祝) 「 成人の日 」

公開日
2011/01/10
更新日
2011/01/10

校長より

       ※ 写真は、冬休みの部活動風景です ( サッカー部 )

 今日は 「 成人の日 」 です。

 国民の祝日に関する法律 ( 祝日法 ) によると、この日は 「 おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます 」 ことを趣旨として、1948年(昭和23) に制定されました。

 1999年(平成11) までは1月15日でしたが、2000年からはハッピーマンデー制度の導入に伴い、1月の第2月曜日に変更されました。

 では、なぜもともとは1月15日だったのかというと …

● 以前は 「 大正月 」 と呼ばれる元日に対し、1月15日を 「 小正月 ( こしょうがつ )」 と呼んでさまざまなお祝い事をしていた。
● 「 元服 ( げんぷく )」 といって、武家で15歳になった青年が大人になったことを祝う儀式も、その1月15日に行われていた。

 … ことなどと関係があるとされています。

 ところで、昨年の本校創立20周年記念式の式辞でも話しましたが、この元日に結婚された歌手・浜崎あゆみさんに 「 Heartplace 」 という曲があります。 そして、その歌詞の中に次のような一節があります。

   ♪♪  歳をとっただけの子供も 大人と呼ぶべきなのかな  ♪♪

 毎年のようにTVニュースで報道される 「 荒れる成人式 」 を見るまでもなく、街中にあふれる公共のルール・マナーを守れない若者、自分の楽しみや遊びを優先して育児放棄する若い親たちを見るにつけ、この歌詞を思い出さずにはいられません。

 「 成人 」 とは、法律上は 「 成年に達した人 」 つまり20歳になった人のことです。 しかし、「 成人 」 = 「 大人 」 なのかと言えば、必ずしもそうではないのではないかと思います。

 別中生の皆さんが、早ければ5年後 「 成人の日 」 を迎えたとき、それが単に 「 20歳になったことを祝う日 」 ではなく 「 大人として出発することを祝う日 」 であってくれることを願います。
                                      校長 武田幸雄