学校日記

9月7日(火) 本日の授業風景 ・ その2

公開日
2010/09/07
更新日
2010/09/07

校長より

 1年生・国語の授業の様子です。 担当は、井上先生です。

 「 碑 ( いしぶみ )」 を学習しています。

 1969年(昭和44)に、広島テレビ放送が放映したドキュメンタリー番組のシナリオを基に書かれた作品です。
 1945年8月6日、勤労動員中、広島に投下された原子爆弾によって全員が死亡した広島二中の生徒322名の記録です。

 「 読んで、感想を持つ 」 ことをねらいとした作品なので、3時間配当のうち今日は最後の授業です。 新出漢字・音訓や語句の意味、作品に描かれていたことや作品の主題など、ワークを使って確認していました。

 教科書では、タイトルにもなっている 「 碑 」 = 慰霊碑 には、原爆をはじめ戦災で亡くなった広島二中関係者の名前が刻まれていると紹介していました。
 参考までにその碑の表には、こんな言葉が刻まれているそうです。

 「 戦災並びに原爆にて死没された、元広島二中職員生徒三百五十二名のなつかしい名簿をこの裏面に記し、永久の思い出と慰霊のよすがと致したいと思ひます。 昭和三十六年八月六日 遺族一同 」 ※ よすが = よりどころ・手段

                                     校長 武田幸雄