学校日記

6月14日(月) 本日の授業風景 ・ その3

公開日
2010/06/14
更新日
2010/06/14

校長より

 2年生・理科の授業の様子です。

 「 物質が分かれる変化 」 の学習で、水に電気を通すとどんな気体が発生するかを調べる実験を行っています。

 電気分解装置に水酸化ナトリウム水溶液を入れて電源装置につなぐと、− 極 + 極ともに気泡が生じてきます。
 水を分解しているわけですから、水の化学式さえわかっていればその気泡の正体が何であるかは察しがつきます。

 そんな中、気泡の出続ける様子に過剰反応している人たちがいました。

 あまりに怯えた様子なので理由を尋ねると、「 試験管が破裂して水酸化ナトリウムが飛び散り、顔にかかるかもしれないから 」 だとか。

 確かに、水酸化ナトリウムが強いアルカリ性を示すため、もし手についたりした場合は速やかに洗い流すよう指示されています。 指示を聞かないで乱雑な扱いをするよりはよほど良いのですが、それにしても気泡が出てきただけで顔を覆い隠したり、机から遠く離れなくても … 。

 理科の実験は、取り扱いに注意しなければならない薬品や器具、それに火や電気も使用します。 一つ扱いを間違えると危険なものばかりですが、一方で先生の指示をしっかり聞いて正しい扱い方をすれば、必要以上に怖がらなくて大丈夫です。

 「 怖かった 」 記憶ばかり残っていて、「 実験の結果 」 の記憶はすっぽり抜け落ちている … などということのないようにしてくださいね。

                                     校長 武田幸雄