学校日記

人権の日によせて

公開日
2017/12/05
更新日
2017/12/05

校長より

12月10日は「人権デー」。児童朝会で下記のような話をしました。少し難しい話だったかもしれませんが、「あきばのきまり”ききかた”」のとおり、先生の顔をしっかりみて最後まできちんとお話が聞けました。

12月10日は、「世界人権デー(人権の日)」です。世界人権デーというのは、1948年の国際連合総会で採択された「世界人権宣言」にちなんで制定されました。そして今日12月4日から10日までを「人権週間」としています。
 「人権」というのは、どのようなものでしょうか?少し難しい話をしますが、聞いてください。「人権」それは、人は生まれたときからその命がつきるまで「人間らしく幸せに生きる権利」がある、ということです。人はひとりひとりかけがえのない大切な存在です。それはどの人もです。私たちは、生まれ、ことば、男女、姿かたち、意見や考え、それぞれに違いはあるけれど、それによって差別されることがあってはなりません。だれにも等しく「人権」があります。どんな国に生きていようとそれは変わりません。しかし、今も現実には他国では戦争の恐怖に震えたり、飢えに苦しんだりしている子供がいます。あってはならないことです。
 さて、人権が大切にされていない例は外国のことばかりではありません。私たちの身近なところにもあります。例えばそれは、いじめです。あなたたちの周りにいじめや差別はありませんか?遊びのつもりで、友だちをたたいたりけったりしてはいませんか?友だちがいやな気持ちなるようなあだ名で呼んではいませんか?そこにいない人の悪口を回したり仲間はずれにしたりすることはありませんか?
 今週は人権週間、自分の行動でだれかに嫌な思いをさせたり傷つけたりしていないかふりかえり、すべての人の人権を大切にするということを考えてみましょう。