ペッテンコーファーの実験
- 公開日
- 2015/01/19
- 更新日
- 2015/01/19
校長より
おはようございます。元気な挨拶ですね。うれしいです。
今日は、インフルエンザのような流行する病気、人から人へとうつる病気をどのように防ぐかという話をします。
今から130年ほど前、1892年のことですが、ペッテンコーファーという人がこんな実験をしたのです。そのころペッテンコーファーは人にうつる病気、感染症と言いますね、のことを研究していました。同じころコッホという人がコレラという病気の原因が、コレラ菌だということを発見しました。ペッテンコーファーはコレラ菌だけでは病気にならないと考えていました。コッホはコレラ菌が原因だと考えていました。そこで、ペッテンコーファーはどうしたと思いますか、どうやって自分の考えを証明しようとしたでしょうか。実は、コッホにもらったコレラ菌を、自分で飲んで見せたのです。その結果、下痢をしたりすることはあったのですが、コレラは発病しなかったのです。
このことがあって、感染症の研究がいろいろ行われ、病原菌、インフルエンザならばウイルスですね、それだけではなくいろいろなことが重なって発病することが分かってきたのです。
さて、インフルエンザを予防するためには、このような研究をもとに考えればいいですね。大きく2つの方法に分けることができます。1つは、ウイルスを体に入れないようにすることです。2つ目はウイルスが入っても発病しない体にしておくことです。ウイルスを入れない対策は、マスクや手洗い、教室の換気などですね。ウイルスに負けない体を作るのは、睡眠や栄養、規則正しい生活などですね。
平成27年1月19日 児童朝会で、校長の話より