天才ガウスの発想
- 公開日
- 2014/11/17
- 更新日
- 2014/11/17
校長より
おはようございます。元気な挨拶、うれしいですね。
今日は、基礎が大切ですよという話をします。
1年生の皆さんはもう100まで数えられるかな。1、2、3、・・・、100まで、すごいですね。それでは、1+2は?(「さーん」の声)3+3は?(「ろくー」の声)6+4は?というように1から100までたしていくといくつになるでしょうか。
この問題に、サッと答えを出せる人はいますか?おっ、いますね、ここは私に話させてね。この話は有名な話なので知っている人もいるかもしれません。ガウスという数学者がいました。天才と言われた人です。18世紀ころ活躍した人です。ガウスは10歳のころ、この計算の答えを簡単に出してしまいました。どうやったかというと、1から100まで数字を横に並べます。1、2、3・・・、99、100のように。その上に今度は反対側から1、2、3、・・・、99、100と並べます。そうすると、100の上に1があります。99の上に2があります。98の上は、3です。この上の数と下の数をたします。1+100は101ですね。2たす99は101です。3+98は101です。このように全部101になります。101が100個あるわけです。101が100個ですから掛け算で、合計は?そう、10100ですね。その半分は5050です。答えは5050です。
ガウスは数というものがどのようなものか本当に分かっていた。この本当にというのが大切です。深く分かっていたのです。たし算もかけ算も、本当に深く分かっていた。だから、このような工夫ができたのです。みなさんが勉強しているとき、くり返し、くり返し同じことが出てきます。それをバカにしてはいけません。くり返す中で本当に深く理解することが大切なのです。
平成26年11月17日 児童朝会で、校長の話より