学校日記

共生

公開日
2014/09/29
更新日
2014/09/29

校長より

 おはようございます。
 美しいですね。並び方がきれいです。美しいです。
 さて、今日は、ちょっと難しいかな、共生という話をします。
 先週、5年生と一緒に移動教室に行ってきました。車山という山から八島湿原というところまで歩きました。石がゴロゴロしている道でしたが、豊かな自然の中を歩きました。八島湿原の周りは人が入れないように囲まれていて、踏み込んではいけません。なぜでしょうか?人が入って踏んでしまったら自然が壊れてしまうからですね。
 先週土曜日に、大勢の人が学校に集まって、校庭の草取りをしてくれました。参加してくれた人、ありがとう。お陰様できれいになりました。
 八島湿原の草は取ってはいけないのですが、校庭の草は取ってしまった方がよい。不思議ですね。
 日本の山の中に鹿が住んでいるところがあります。知っていますか。この頃その鹿が増えすぎて困っているところもあるそうです。鹿が増えすぎると食べるものがだんだんなくなってきます。木の芽など食べてしまって、困っているようです。どうして鹿が増えてしまったのでしょうか?(「オオカミ!」の声)あっ、よく知っている人もいるようですね。今は、日本にはオオカミは?いませんね。オオカミがいなくなってしまったので、鹿が増えすぎたということもあるようです。オオカミを日本に連れてきた方がいいかな、という考えもあるそうです。
 オオカミも鹿もどちらもいる状況、どちらのいいところも生かせる状況を共生と言います。バランスよくどちらも生きていく、共生です。ちょっと難しかったかな。これからいろいろな問題を解決していくときに、この共生という考え方も参考にしてください。

    平成26年9月29日   児童朝会で、校長の話より

 この後、副校長先生より「学校に電話がかかってきて、児童の皆さんの名前や住所、電話番号などを教えてほしいと言われたとき、副校長先生であっても教えません。教えなくても不親切にはなりません」というお話がありました。