日本人の徳性
- 公開日
- 2013/06/06
- 更新日
- 2013/06/06
校長より
5年生は田んぼの学校で、田植えを体験しました。
苗の植え方について細かな指導を受けました。その中で、気づいたことがあります。それは、真面目さ、勤勉さ、礼儀正しさ、規範意識、思いやりなど日本人の美徳といわれるものの原点がここにあるということです。
苗を3本の指で、鉛筆のように持つ。泥の中にまっすぐ植える、しかし深く植えすぎない。ぴんと張った糸に沿って、赤い印のところに植える。他の人と同じペースで植える。今日は3本ずつといわれたら、必ず3本ずつ。植えたら1歩下がり、足跡を平らにならす。・・・。
「持ち方が違います」「赤い印のところに植えなさい」「3本といったでしょう、これは6本もありますよ」たくさん注意を受けました。
細かいやり方の一つ一つに理由があります。次のことを考える、後のことを考える、他の人のことを考える、等々の理由です。
なるほどと、思います。災害時にも整然と対処できる、治安がよい、などのベースはここにあると思いました。
平成25年6月5日 田んぼの学校で、校長より