社会「ポツダム宣言と日本の敗戦(被爆体験を聞く)」 3年生
- 公開日
- 2024/12/12
- 更新日
- 2024/12/12
お知らせ
地域にお住いの上田さん(1942年広島市生まれ。原爆投下時は、爆心地の北方10kmの可部町で被爆)に来ていただき、副校長と市川講師と一緒に授業をしました。
授業は「敗戦を告げるラジオの人々」の気持ちを想像することから始まり、どのように戦争が終結したのかを読み解いていきました。
続いて原子爆弾の投下の事実を掴み、文章資料「ある少女の日記」を読み、原爆投下前後の少女の様子を知りました。次にいよいよ上田さんの登場です。原子爆弾による被害について、放射能について、被爆者の悩みそして平和のために私たちができることについて語っていただきました。
「アメリカで話をすると、『では、パールハーバーをどう思うんだ』と必ず聞かれるんです。私は『日本の加害責任は事実だ』と謝罪し、『が、罪ない一般市民が犠牲になった原爆投下は別次元の問題』と、原爆被害の凄惨な実相を話しました。すると、皆が皆、話し終えた時ハグしてくれるんです。ここに人間の素晴らしさがあると思います」
生徒たちはしっかりと、上田さんからのメッセージを受け取っていました。
最後にポツダム宣言と第二次世界大戦の被害者のグラフを読み取り、第二次世界大戦の終結とその被害について読み解きました。
授業のまとめに再び上田さんに語っていただきました。
「武力では、平和はこない!」
来年度も上田さんと一緒に授業したいと思います。