姫木平移動教室 エピローグ8
- 公開日
- 2017/09/22
- 更新日
- 2017/09/22
今日の出来事
食事のたびに、全員がアルコール消毒をして、そして生活班ごとに席に着き、楽しい食事の場面となります。子どもたちは、楽しさのあまり、食事中のおしゃべりが弾み、大きな声になりぎみです。そして、多くの子どもたちの声が合わさると、相当量のボリュームになってしまいます。
「来年の日光移動教室では、東照宮の近くでお昼をたべます。横一小の子どもたちだけがお店で食べるのではなく、八王子以外の他の学校の子どもたちも、近くのテーブルで一緒にお昼を食べます。
今年の6年生は、こんなすてきな場面がありました。横一の6年生がお昼を食べていたら、近くのテーブルに、同じ東京ですが、八王子ではない小学校の子どもたちが入ってきました。先生の指示で、その学校の子どもたちが座席に着くのですが、いろいろな人がおしゃべりをしていて、先生の声がなかなかみんなに伝わりにくい状況でした。もちろん近くのテーブルで食事している横一の6年生も、楽しくおしゃべりをしていました。
その時、横一の6年生の何人かの人が、近くの学校で先生の話し声が、その学校の子どもたちに届きにくいのではと、自分たちのおしゃべりをやめてくれました。そして、横一小の子どもたち全体が、おしゃべりをしなくなりました。
近くのテーブルの学校の子どもたちは、おしゃべりが続いていました。話し声がなくなったことに気づいたその学校の先生が、“となりの学校の子どもたちはすごいな!!”と、とても驚いた顔をしていました。」
と、6年生のすてきなエピソードを先生が紹介しました。
上級生の頑張っている姿を、下級生に伝え、それを手本にまねさせていく。この積み重ねが、学校のよき文化を築き上げると捉えています。