学校日記

思い出の日光移動教室 総集編58

公開日
2017/08/06
更新日
2017/08/06

今日の出来事

<その14>『ごみを拾う子は捨てる子にはならない。』
 子どもたちは、泉門池に着くと、おやつタイムになる約束でした。早速空いたベンチを探し、水筒を出して給水をしたり、おやつを食べたりしていました。そして、自分たちで、「忘れ物はないか?」
「ゴミは、落としてないか?」
など確かめて、出発します。
 最終の教員が、あたりを見回って出発しますが、おやつの包装紙などの落とし物もなく、子どもたちは、キレイにしてハイキングが楽しめていました。

 年に一度、青少対の地域清掃と関連させて、子どもたちに全校朝会で、ゴミ拾いに関する校長講話があります。
「さて、先週の土曜日には、椚田地区の地域清掃がありました。青少対や町会など地域の方々椚田中学校、椚田小学校、緑が丘小学校、横山第一小学校のPTAの方などお家の方や先生方も参加してくれていました。そして、椚田中学校のたくさんの中学生に加え、3つの小学校の子どもたちもお家の人と一緒に参加してくれました。ありがとうございます。
 小雨交じりの生憎の天気でしたが、青と黄色のゴミ袋を持って、大人の人や中学生に交じって、たくさんのゴミを拾って、街をきれいにしようとしている横一の子を見て、校長先生は、とてもすてきだなと思いました。自分の身近な、足元の小さなことにも目が向けられて、まわりの人のために働ける力は、大人になっても持ち続けてほしいと思っています。
 そのようなことを思い浮かべると同時に、以前に読んだ新聞の載っていた、愛知県在住 清水 英男さんという読者の方からの記事を思い出しました。次のような記事でした。
“夏の甲子園で初優勝した前橋育英高校の荒井直樹監督は、11年前に監督になったときに、毎朝生徒たちと寮や学校の周囲のごみ拾いを始めたという。今大会期間中も宿舎の周りを掃除したとか。『ごみを拾う子は捨てる子にはならない』と教えられた何百人もの生徒たちは、今後も社会のモラルを高め、心豊かに人生を過ごしてくれるだろう。
我が家の前の十字路には「とまれ」と書かれてあり、朝夕は停止する車が3,4台並ぶ。そのとき窓を開けて、空き缶や空き瓶、紙くずなどを捨てていく。時には食べ残しがある弁当箱入りのずっしりと重いスーパーの袋が側溝に落ちている。先を急いでいるだけなのか、車内だけがきれいならばそれでいいのかわからないが、『ごみを拾う子は捨てる子にはならない』と耳元でささやいてみたいものだ。” 
『ごみを拾う子は捨てる子にはならない』
 横一の子が、しっかりとゴミを拾えて、そして、他の人に迷惑をかけない大人になるように、前橋育英高校の監督の先生のように、折に触れて。お話をしていこうと思っています。」