学校日記

藍染体験〜日本の伝統と文化に親しもう〜2

公開日
2017/06/23
更新日
2017/06/23

今日の出来事

6月16日(金)
 村田先生からは、今でも古来より伝わる天然藍灰汁醗酵建てという手法で藍染を行っているということ、そしてそれは、藍染の原料である藍(蒅=すくも)を十分に醗酵させるため、灰汁、石灰、日本酒、ふすま(小麦の外皮)などを使い、ゆっくりと藍を醗酵させていくという大変に手間のかかる手法であるというお話など、写真などを交えながらお話しをうかがいました。
 「藍は生き物です。まず、品質の良い徳島産の藍を手に入れ、それをゆっくりと育てます。水、木灰で灰汁を作り、石灰、ふすまなどを使って育てます。藍は生き物だという気持ちで、毎日向き合うことです」。村田さんのお話から、昔ながらの藍染の手法にこだわり、後世へ受け継いでいこうとする熱い思いが伝わってきました。
 藍の生産地である徳島でも、年々生産量は減り続け、徳島の藍生産者も5人しかいないというお話を聞き、子供たちは大変驚いていました。伝統を守り続けるということは、大変なことなのだということを改めて感じたようです。