9月28日(月)【第2回/全7回】通常の学級で育てたい「たくましさ」
- 公開日
- 2026/09/28
- 更新日
- 2026/09/18
学校長より
― 困らないようにするだけでなく、困ったときに対応できる力を ―
通常の学級には、さまざまな考え方、性格、得意・不得意をもった子どもたちがいます。
自分の思いどおりにならない。友達とうまくいかない。難しいことに出会う。失敗する。予定が突然変わる。
こうした発達段階に応じた適度な「負荷」を経験することにも、教育的な意味があります。
ここでいう「負荷」とは、子どもを無理に我慢させたり、苦しい環境に置き続けたりすることではありません。
将来、社会の中で生きていくために、今の発達段階で経験しておくことに意味のある難しさや課題です。
これから子どもたちが生きていく社会では、すべての環境を自分に合わせてもらえることはありません。また、予想していなかった出来事にも出会います。
そのときに、
「どうしよう」と考える。
気持ちを切り替える。
自分なりの方法を試す。
必要なら人に助けを求める。
ときには我慢する。
相手や周囲に合わせて自分の行動を調整する。
失敗しても立て直す。
こうした経験を積み重ねながら、予測困難な社会や不測の出来事にも対応していく「たくましさ」や「自己調整する力」を育てることを大切にします。
しかし、一人一人が感じる負荷は同じではありません。
必要な配慮や支援を個別に行いながらも、困難をすべて大人が取り除くのではなく、子ども自身が経験し、考え、対処する機会を残すことも大切です。
通常の学級は、さまざまな人と一緒に生活する、社会につながる小さな集団でもあります。
そこで経験する思いどおりにならないことや予想外の出来事も含めて、将来の社会生活につながる学びと考えています。