思い出の日光移動教室 総集編89

<その18>『周りの人にも、気品を感じさせる行動を』
 足尾銅山の見学は、坑道内の見学のために、トロッコ列車に乗って坑道の中に入らなくてはなりません。そのため、乗車の駅で乗車の順番を待ちます。見学の学校が数校重なると多くの時間を待つことになります。
“狭い空間の中で、子どもたちがどのような状態で待つことができるか、また、教員が子どもたちをどのように待たせる指導ができるか。”の学校の差が、歴然と出る場面です。 横一の6年生は、5年生の時から、校外学習の折々に、
『目的意識、相手意識、そして、気品を感じさせる行動』
を、先生から指導を受けています。そして、5年生の連合音楽会などで、しっかりできるようになっています。
 この身に付いた“行動する力”を活かして、足尾銅山のトロッコ列車の構内でも、すてきな行動を、子どもたちは実践してくれていました。
 前に並んでいた学校の子どもたちの様子を見て、6年生自身、行動の仕方の善し悪しを感じ取れていました。
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思い出の日光移動教室 総集編88

 足尾銅山の見学をする学校が、近年多くなり、場合によっては20校近くの学校が重なることもありました。この日は、少なかったのですが、それでも6〜7校の学校のバスが専用駐車場に見られました。
 また、3日間の日光移動教室の行程の中で、小雨に遭ったのは、出発した直後で、バスが圏央道の高尾山周辺を走行している時と、この足尾銅山に到着した時だけでした。
 最後のクラスが並んだ頃に、ポツポツと雨粒が落ちてきました。
「雨粒が落ちてきたので、最後の人が入れるように、詰めてくれませんか。」
と一声かけると、子どもたちの列が、すうっと詰めてくれていました。
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思い出の日光移動教室 総集編87

 子どもたちは、一時間ほどバスの中で過ごすと、足尾銅山に到着しました。事前の調べ学習で調べたことを、実際に目で確かめます。
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思い出の日光移動教室 総集編86

 華厳の滝の見学を終え、子どもたちを乗せたバスは、一路、足尾銅山に向かって走りました。途中、『いろは坂』を通りました。曲がりくねった道でしたが、子どもたちは、バスガイドさんの上手な案内に元気に応えていました。
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思い出の日光移動教室 総集編85

<その17>『場所に即した行動ができる人に!』
 朝の澄み切った中、子どもたちは、華厳の滝の美しさに触れることができました。滝を背景にしたクラスごとの集合写真を撮っていただいたあとに、子どもたちは一つ上の展望デッキに上がり、滝を眺めたり、思い思いに写真を撮ったりしていました。一般の観光の方も多く居ましたし、他の学校も次々に見学に降りてきていましたが、本当に上手に見学ができていました。
 展望デッキからエレベーターの乗り口に向かうために、集合するときも、“察する気持ち・察する力”を発揮して、周りの方々に不快な気持ちを抱かせることなく、人数確認をしていました。
 たくさんの人の乗る大きなエレベーターでの昇り降り、そして、声がとてもとても響く長いトンネル。ちょっとした声が何倍にもなってこだましてしまう環境でしたが、横一の子が確かな行動ができていました。
 すれ違った他の学校の先頭を歩く担任の先生が、横一小の子の様子を見て、おしゃべりに興じている自分の学校に注意をしている姿が印象に残っているほど、頑張っていました。
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思い出の日光移動教室 総集編84

 二荒レストセンターも到着した子どもたちは、楽しみにしていた買い物を始めました。
「お財布の中には、○○円残っているから、何が買えるかな。」
と、友だちと話をしながらお土産選びをしていました。
 よくこんな場面を目にすることがあります。
「バスの下のトランクに入れた大きなバックの中に、お財布を入れてしまったので、開けてもらえませんか?」と。
 6年生は、朝の荷物作りの中で、今日は何をするのかの意識がはっきりさせられていまので、買い物もスムーズに済ませることができました。
 そして、2日目、霧で見えない状態で見学できず、当初の日程に差し込んだ『華厳の滝』の見学もできるようにしていました。
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思い出の日光移動教室 総集編83

 アストリアホテルの方に見送っていただき、子どもたちは、バスに乗り込んで三日目のプログラムに出発しました。
 本校は、ここ数年、毎年アストリアホテルにお世話になっています。本当にありがとうございます。そして、来年も、6年生がお邪魔します。よろしくお願いします。
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思い出の日光移動教室 総集編82

<その16>『感謝の気持ちを言葉にして表すことの大切さを』
 ホテルの前の駐車場で、係の子どもたちの司会進行で、閉校式を行いました。校長先生のお話のあと、代表の係の子による“宿舎の方へのあいさつ”がありました。
 3日間、子どもたちは気持ちよく、楽しく過ごすことができました。宿舎での自分たちの生活を支えていただいたことにしっかり目を向けさせて、そして、
「ありがとうございます。」
という感謝の気持ちを、子どもらしいごく自然な言葉で相手に伝えることをしていました。
 日光移動教室の3日間という限られた時間の中なので、自分たちの活動を支えてくれている方々の行為に目が向けやすくなっています。そして、感謝の気持ちを言葉や行動にして伝える場を工夫しました。
“自分をために行ってくれている人の行為に目が向けられる。”
そして、
“感謝の気持ちを、言葉や仕草に表して、相手に伝える。”
簡単なようで、難しいこの課題に、日光移動教室が終わってあとも、子どもたちに頑張ってもらっています。
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思い出の日光移動教室 総集編81

 3日間お世話になったホテルでの最後の食事の片づけでした。子どもたちは、感謝の気持ちを込めて片づけをしていました。そして、先生方も、テーブルの上だけではなく、子どもたちが座ったいすや床の汚れにも気を配っていました。
 そんな先生方の姿を見て、座席や床に注意を向ける食事係の子の姿も見かけました。
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思い出の日光移動教室 総集編80

 生活班ごとに、朝食の始まりの時刻の“5分前行動”がごく自然に子どもたちが行えていて、予定の時刻より少し早目に「いただきます。」ができていました。
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思い出の日光移動教室 総集編79

 3日目の朝、起床時刻の少し前に子どもたちの部屋を見ると、まだぐっすり眠っていました。そして、起床時刻になって起きてから子どもたちがしなくてはならないことは、検温、体温等のカードへの記入、洗面、トイレ、布団片付け、荷物整理、部屋の掃除などがありました。限られた時間の中で、子どもたちは力を合わせ、そして、食事係は、1階のレストランの所に集合して、朝食の準備に励んでいました。
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現地見学会12

8月7日(土)
 現地見学会に先立って、殿入会館で、工事説明会が行われました。この日の現地見学会は、館町町会のみなさんの要望を受けて行われたとお聞きしています。
 本校では、これからも館町町会をはじめ地域の町会・自治会の町会長・自治会長の皆様と連絡を密にして、対応をしていきたいと考えています。
 そして、ご一緒に申し出等をして、子どもたちの安全確保を図っていきたいと考えています。
 今回の見学会を通して、以前、本校がお願いした内容に、工事関係の皆さんは、前向きに対応をされていると感じました。今後とも、引き続きお願いをしたいと思っています。
 また、けがなどが起きませんように、子どもたちにしっかりと生活指導も徹底していきたいと考えています。ご家庭でも、子どもたちの行動の仕方、特に、放課後や休日などの過ごし方について、ご指導をお願いします。
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現地見学会11

8月7日(土)
 土埃の対応とともに、振動や騒音の状況は、工事現場の入り口に表示してありました。
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現地見学会10

8月7日(土)
 工事をしているエリアからの飛散防止のために、散水車での散水も行っていました。
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現地見学会9

8月7日(土)
 学校からお渡しした『要望書』の中に、
「全工事関係者に、常に名札の着用させるなど、児童・保護者が工事関係者であることが 一目で分かるように明確にさせること。」
との内容をお願いしてありました。
 道路を通行したり、路上で駐車したりするときに、関係する工事と分かるように、土砂搬出用の工事用車両には、表示をしていただけていました。また、着用されているヘルメットの後ろにお名前が記載されていました。
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現地見学会8

8月7日(土)
 工事用車両の出入り口には、交通誘導員がおり、子どもたちの通学路となっている殿入方面の道路を横切る時の安全確保に努められていました。
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現地見学会7

8月7日(土)
 タイヤ周りの洗浄は、工事用車両の後輪も、大量の水で行われていました。
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現地見学会6

8月7日(土)
 工事用車両のタイヤ周りの汚れも、洗浄装置できれいにしていました。

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現地見学会5

8月7日(土)
“積載物の落下・飛散防止処置の徹底”に対して、土砂搬出用の工事用車両の荷台に、シートを掛け、横枠を倒してカバーを行っていまし。
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現地見学会4

8月7日(土)
 また、本校が要望した要望書の中には、
「 積載物の落下・飛散等による児童の怪我を防止するために、積載物の落下・飛散防止処置の徹底、 土砂等の搬入・搬出に伴う道路の積みこぼしのないように充分に配慮するとともに、定期的に、通 行路の点検・処置を講ずること。工事関係車両の積載量の制限を遵守させること。」
をお願いしていました。
 工事車両に土砂を積み込む際に、散水したり、積み込み面を平らにしたり、車両の側面に付いた土砂を箒で払い落とすなど、工事車両への積み込みの段階から、さまざまな対応が取られていました。
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