あすチャレ!スクール(6年)4
- 公開日
- 2018/12/20
- 更新日
- 2018/12/20
副校長の日記
12月20日(木)
最後のまとめとして、根木先生の小学校時代のお話を聞かせていただきました。小学校の時、跳び箱が苦手だった根木さん。怖くて、跳び箱の前まで行くと足がすくんで飛び越えられないというつらい経験をしたとのこと。それでもがんばり続けられたのは、「あきらめずに挑戦し続ける気持ち」と「仲間の応援の力」だったそうです。
根木さんからのもう一つのメッセージは、「障害って何だろう」ということです。
高校生の時から車いす生活になった根木さんですが、子供たちに、
「私は、かわいそうに見えますか?」
と、問いかけます。子供たちが首を横に振ると、
「確かに段差などがあると、車いすが進めなくなり不便。でもスロープやエレベーターがあれば、何も困らず、自由に行きたいところに行ける。もし、僕が皆さんのクラスに遊びに行こうとしたとき、エレベーターがないから無理?でも、みんなが手伝って4階まで連れて行ってくれようとするでしょ。障害っていうのは、その人が持っているものではなく、社会が作り出しているものなんだ。だから、スロープやエレベーターのように、みんなが困っている人にちょっと手を差し伸べるだけで、障害のある人も困らずに生活できるんだよ」と分かりやすく丁寧に説明してくれました。
子供たちは根木さんの話にぐっと引き込まれ、静かに、そして真剣に話を聞く姿がありました。最後は根木さんとハイタッチでお別れです。心と心もしっかりと触れ合うことができたようです。