学力向上

令和6年度 校内研究のテーマ

「すべての基礎基本につながる読む力の育成」
読む力→書かれている文章に基づいてものごとを丁寧にそして正確に理解する力

全学級での取組
朝読書の推進 8時30分から8時40分の10分間
隙間時間の読書の推進
借りられる本を2冊にする。1冊は持ち帰り家庭でも読書ができる。
担任による読み聞かせ

授業について
説明文、物語文の学習では、書かれている内容を基づいて、読み(読み取り)そこから考える授業の展開

令和6年度 学力向上プロジェクトの話し合い(5月1日)

学力向上プロジェクトの話し合い

打越中学校で、第1回学力定着プロジェクト会議が開かれました。
各校から、昨年度の学力調査の結果や分析の報告がありました。
その後、今年度の学力定着の取組について説明し、共通理解を図りました。

6月12日 校内研究 5年

事例と解説をもとに筆者の考えを読みとこう
教材:「ことなる見方」/「言葉と事実」

研究主題「全ての基礎基本につながる読む力の育成」に迫るためにの手立て
・学習したことを掲示物に記録し、教室に掲示したり、学習の振り返りに活用したりできるような学習環境をつくる。
・筆者の事例・解説をより理解できるようにするために、似た事例を提示することで、筆者の考えに迫れるようにする。
・ワークシートを活用し、各事例の「言葉」と「事実」、筆者の解説、自分の考えなど、整理してまとめられるようにする。
・学習に内容に合わせて、全体交流、ペア交流、グループ交流など、他と意見交換することで、読みを深めると同時に自分の考えを深める。

年間を通して取り組む手立て

・「はじめ」「中」「終わり」や「問い」と「答え」など、文章構成について押さえる。
・音読など、目的をもった読む時間を確保し、文章を読むことに親しませる。
・文章を読んで分からない言葉は、辞書を活用し、意味調べをする。
・叙述にサイドラインを引き、自分の考えの根拠を残す。
・授業の最後に振り返りの時間をとり、感想や疑問などを全体で共有したり、次時に生かしたりできるようにする。
・読書の時間を設定したり、児童の実態に合わせて様々なジャンルの本を学級文庫に置いたりして、本に親しめるようにする。

授業での様子

「言葉と事実」

教材は「言葉と事実」です。事例1と事例2の内容を確認しました。

「言葉と事実」

筆者の考えの所にアンダーラインを引きました。
筆者が一番主張しているところを、文末をヒントに考えました。

教材は「言葉と事実」

オリジナルの事例では、「チョコレート」「アイス」「靴」で考えました。
例えばアイスの表示に、北海道産、期間限定、濃厚バニラとし、値段は140円します。
もう一つは、バニラで値段は110円とします。その場合、どちらを選ぶか考えました。
その後、実はどちらも同じバニラアイスと先生が伝えました。
「人は、言葉だけを信用し、事実に目を向けずに行動してしまうことがある」という筆者の考えに共感すると多くの子供たちが発表していました。

9月25日 校内研究 4年

単元名 大事な言葉や文に気を付けて要約しよう
教材:「ウミガメの命をつなぐ」

「全ての基礎基本につながる読む力の育成」のために、中学年で育てたい児童像を以下のようにした。
・読むことに意欲的に取り組める子
・目的を意識して、中心となる語や文を見付けて内容を正しく理解できる子
このような児童を育てられるよう、以下の手立てを設定した。
1 本学習の最後に水族館の取り組みを自分が水族館の飼育員になったつもりで紹介する取り組みを行うことで、要約をする必然性と意欲付けにつなげられるようにする。
2 形式段落の要点抽出の手法として大事な言葉や文を探し、それを基に五・七・五調を生かしたカルタ作りを行う。このようなこと手立てをとることで、児童が意欲をもって要点をまとめられるようにする。
3 要約をする前に、簡単な下書きを声に出して(音声言語による要約)、友達に伝え合う活動をする。「音声言語」から「文字言語」という段階を踏むことによって、スムーズに文章を書くことができるようにする。
4 要約した文をワークシートに書き、それを基にペアやグループで交流する。友達の要約文の良さに気付いたり、自分にはなかった考えを聞いたり、確認したりすることで考えを深めていけるようにする。
5 叙述を理解するために、写真や動画等を必要に応じて提示する。

子ガメの放流研究について書いてある段落を音読する。黒板に書かれている要点を基に下書きメモに書く子ガメの放流研究について要約する。要約した文章を友達と交流する。

11月27日 校内研究 1年(予定)

令和5年度 校内研究のテーマ

全ての基礎基本につながる読む力の育成
読む力:書かれている文章に基づいて物事を丁寧に正確に理解する力

8月25日 小中一貫学力向上プロジェクトの話し合い

打越中で小中一貫学力向上プロジェクトの話し合いがありました。打越中、由井一小、長沼小の3校の市学力調査の結果から実態を交流し、学力を高めていくための手立てについて意見交流をしました。
本校の実態
4年の国語以外全て市の平均を下回っている。
思考・判断の問題がどの学年も苦手な児童が多いため、記述問題や応用問題で点を落とす児童が多い。

今年度の取り組み
校内研究で国語科の基礎基本として、読む力を身に付ける研究を進めている。
学力調査の結果から、一人ひとりの弱点を補強する「復習プリント」、学力調査の「ふりかえりプリント」を配布し、取り組ませている。
全学年、朝学習の時間(短い時間を活用した教科等の指導を含む)を活用して、復習問題を中心とした習熟を行い、基礎学力の理解を図る。
4年生以上の学校運営協議会主催の放課後補習「おもだか教室」の実施により、個別支援を充実させる。
ミライシードのドリルパークで、学力調査で解けなかった問題の復習をしている。
国、市の学力調査を基に、各担任が児童の実態を把握し、基礎・基本が身に付くように、きめ細やかな指導を充実していくと共に、個に応じた手だてを講じていく。

2学期からの追加の取り組み
教師による読み聞かせを月に1〜2度程度、朝の時間に行い、人の話を集中して聞く力を身に付けて、本に興味をもたせたい。
読書の時間の確保
朝の時間や図書の時間を活用し、読書の時間を確保する。貸出冊数を2冊に増やす。また、読書できる本を机に入れておくなどして、隙間読書を推進していく。

9月27日 校内研究 1年1組

単元名「だれが、たべたのでしょう」

研究主題「全ての基礎基本につながる読む力の育成」に迫るための手立て
題名から想像することを発表し合うことで生活経験と説明的文章を近づけ、説明的文章に興味をもたせる。
質問の文(問いの文)と「答えの文」があるという、説明的文章の大まかな構造を押さえる。
叙述を理解するために、写真や動画、実物等を必要に応じて提示する。
読み取ったことを改めて聞き返す活動を通して、内容理解を確実なものにする。
何度も音読をすることで、叙述に即して内容を理解する手助けとする。
ペアで理由を含めて考えを発表し合い、読む力を高める。
教科書を使い、サイドラインを引かせる活動を通して、より叙述に注目させる。
学習のまとめとしておうちの人への手紙を書かせることで、読み取ったことや疑問点を指導者が明確に把握し、評価することができる。

9月27日 研究授業19月27日 研究授業2

10月18日 校内研究 4年3組

単元名 「ごんは、どんなきつね!?『ごんぎつね』のみりょくを伝えよう」

研究主題「全ての基礎基本につながる読む力の育成」に迫るための手立て
指示語、修飾語、文末の表現など、言葉や文章表現に注目して読ませる
内容を理解するために、あらすじをとらえて、場面ごとの題名(見出し)を付ける
疑問、もっと知りたいと思うこと=「問い」を作って、それを解決するという目的意識をもたせる
大きな「問い」として扱わず、場面ごとに「問い」を解決することで、読みを深める
登場人物の心情をとらえるために、吹き出しに、登場人物(ごん)の思いや考えを想像して書かせる
叙述から読み取ることができるように、どこからそう考えたか(ページ、行)を書かせる
音読の宿題を単元に入る数日前から出し、おおまかなあらすじを理解させておく
自力解決、グループでの比較検討、再考という同じ流れで学習を進める

4年3組研究授業24年3組研究授業1

12月6日 校内研究 5年1組

単元名「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」

>「全ての基礎基本につながる読む力の育成」のために、高学年では育てたい児童像を次のように考えた。
・読むことに意欲的に取り組める子
・書かれている文章に基づいて物事を丁寧に正確に理解できる子
・優れた描写(情景描写・心情描写)に注目し、登場人物の気持ちを捉えることができる子【重点】 そのような児童を育てられるよう、以下の手立てを考えた。

・読むことに意欲的に取り組める子
<単元の手立て>
・学習意欲を高められるように、学習の見通しがもてるような掲示や、学級みんながどのように考えているのか確認できるような掲示を用意する。
・読書活動を活発化させるきっかけとなるよう、椋鳩十の本を紹介し、すぐに手に取れるように用意する。

<年間を通しての手立て>
・読書をする機会を増やせるよう、隙間時間には読書をさせる。
・様々な本を楽しめるよう、教室の後ろに学級文庫を用意する。また、おすすめの本を友達同士で紹介し合ったり、POPを作成し掲示をしたりする。

・書かれている文章に基づいて物事を丁寧に正確に理解できる子
<単元の手立て>
・辞書を使った言葉の意味調べをさせる。
・本文の優れた描写を味わうことができるよう、注目すべき表現の例を確認し、それらを見付けながら読めるようにさせる。

<年間を通しての手立て>
・語彙を増やせるよう、言葉の言い換えを促したり、辞書を使った言葉調べをさせたりする。
・毎朝のスピーチの際に、自分の気持ちを「楽しかった」「嬉しかった」等の直接的な表現だけでなく、様々な表現で表せるよう言い換えを促したり、よい表現を共有したりする。

・優れた描写(情景描写・心情描写)に注目し、登場人物の気持ちを捉えることができる子【重点】
<単元の手立て>
・情景描写においては、具体的にイメージができるよう学習用端末等を用いて視覚的に捉えられるようにする。
・本文の叙述を根拠に、登場人物の心情を読み取る力を付けるために、本文を載せたワークシートを用意し、そこに線を引いて登場人物の気持ちを書き込ませる。

<年間を通しての手立て>
・行事の後の作文や、自主学習で日記を書く宿題を出し、自分の経験したことや気持ちを文章に表すことができるように練習を積み重ねる。

単元名「優れた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」
まず「やま場」の定義について確認しました。「一気にがらっと変わるところ」「盛り上がるところ」と発言していました。
学習してきたことを「読み取りマップで」確認しながら、「書き込み本文シート」自分の考えを書きました。

「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」1「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」

「書き込み本文ワークシート」をもとにクループの友達に自分の考えを発表しました。
グループで「やま場」について話し合い、1つに絞りました。その時に根拠を叙述(本文)から考え発表していました。
全体での話し合いでは、大きく分けて、2つの「やま場」について意見が出ました。

「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」「すぐれた描写を味わい、やま場を見付けよう!『大造じいさんとがん』」

配布文書はありません。