【さんだのひろば】自由と自分勝手
- 公開日
- 2022/05/24
- 更新日
- 2022/05/24
校長室より
5年生の道徳の授業です。
「遠足の子どもたち」という題材を用いて、「自律的な行動」について考えていきます。
先生が、「自由とは何だと思いますか?」「自分勝手とは何だと思いますか?」と投げかけると、
「自由はよいイメージ、自分勝手は悪いイメージ」「人に迷惑をかけるのが自分勝手」…
などと発言がありますが、他にも様々につぶやきが聞こえてきます。
「え?ひょっとして同じじゃね?」「そんなことはないよ…」
思わずつぶやきが出てくるのは、先生の投げかけが子どもたちの琴線に触れていることの表れです。
「自由」と「自分勝手」の境界というのは、考えれば考えるほど、はっきりとつけられるものではなく、その場の状況に応じて適切にコントロールすることが「自律」であるということになるのでは?と考えます。
5年生でここまで理解させるということではありませんが、この後、物語に出てくる人物の具体的な行動や思いの意味から、子どもたちは自分たちなりに「自律」ということについて考えていました。