【さんだのひろば】木片の手ざわり
- 公開日
- 2022/04/22
- 更新日
- 2022/04/22
校長室より
校長室から図工室へ行くためには、一度2階に上がってから再び階段を降りなくてはなりません。図工室に行く階段は少し暗いこともあり、ちょっとした別世界に行くようです。
この日は、5年生の子どもたちが、のこぎりで切った角材を紙やすりでひたすら磨いていました。
紙やすりは、目の粗いものから細かいものへと交換していきます。
子どもたちは、この活動に没頭していました。無心といってよいかもしれません。
しばらくすると、「やべー、つるつるになってきた」などつぶやきだし、そのうち、「ねえ、触ってみて!」と木片をもってくるようになりました。
素材にかかわり、その感触を味わううちに「言葉」が生まれ、さらにはその感覚を他の人と共有したくなります。
この活動から、さらに、どのような発想が生まれるのか楽しみです。
※似たようなものに、泥団子を布でピカピカに磨いたり、アルミホイルを丸め、徹底的に固めて磨き上げるものなどがありますが、その魅力は不思議なものです…