学校日記

太陽よ、出ろ〜!

公開日
2017/11/15
更新日
2017/11/15

校長より

3年生の理科の時間。

今日の課題は、「日光を鏡で黒い画用紙に当てると、明るさや暖かさはどうなるか。」というもの。

予想を教室で立てましたが、暖かさが変わる、変わらないの意見が拮抗。
これは実験しなければなりません。

いざ、校舎の外に出て、鏡を持って、実験スタンバイ!

ところが、子供たちは、担任に向かって、
「先生、鏡を使っても明るくならないよ〜?」
と聞いています。

それはそうです。
外に出たのはいいものの、肝心の太陽が、雲に隠れているのです。
周りは青空になっています。
雲さえ動けば実験できそうです。

「おーい。太陽、出て〜!」
「早く出てきて〜!」

手を合わせながら、空に向かって大声で叫び続ける子供たち。
どこかの原住民の祈りの儀式のようです。

「校長先生も言って!」
儀式に駆り出されます。

「太陽、どいて〜!」
校長が叫ぶと、何と薄日が!

「おぉ!」と子供たちが叫び、早速、実験開始。

しかし、30秒もかからないうちに、また太陽は雲の中へ。

「先生、光を当てても暖かくならなかったね。」
と結論付けようとする子供たちに、担任が一言。
「はい、次回も同じ実験です。」

人類は失敗の連続で科学を進歩させてきました。
3年生も再チャレンジです。

音楽会を前に、大声でのどを鍛える練習にはなりました。【校長】