学校日記

学校保健委員会

公開日
2017/11/09
更新日
2017/11/09

校長より

本日の午後、学校図書館を会場として学校保健員会を開催しました。

参加者は、本校の校医の内科、耳鼻科、眼科、歯科、薬剤師の先生方と保護者の皆様、本校教職員です。

まず、本校の児童の健康状況を報告した上で、校医の先生方から助言をいただきました。

以前から本校のホームページでもお伝えしていますが、治療率の低さが話題となりました。

例えば、本校の児童は、視力が1.0以上の児童の割合が44.6%です。東京都の平均は60.1%ですので、15%以上低くなっています。
そのため、視力の低い児童には、治療を勧める用紙を渡していますが、学校への返却数が少なく、治療率は30.9%にとどまっています。
他校では、8割程度の治療率であるとのことです。

これは、いけません。
生活していく上で、最も基本となるのは、自らの健康です。
特にむし歯と視力は自然に改善するものではありません。

校医の眼科の先生によると、近視が始まった段階のときに受診をすれば、一定の効果が得られる可能性があるとのこと。

校長として、少し厳しい方になりますが、私は、治療率は保護者のお子さんに対する関心の高さに比例すると考えています。
お子さんの健康を気遣うことは、保護者が最も直接的に愛情を伝えられることです。
子供は自分自身では病院を受診することはできません。
保護者の方の対応が、お子さんの一生の健康を左右しかねないのです。
ぜひ、お子さんの健康状況に関心を払い、必要に応じて医療機関を受診してくださいますようお願いします。

学校保健委員会では、保護者の方々も積極的に質問されていました。
中には、「暗いところで読書をすると、本当に視力は落ちるのか?」という質問もありました。

学校でも秋の読書に力を入れているところ。視力との関連は気になります。
校医の眼科の先生によると、やはり、暗いところで読書をすることは、ピントを合わせることで目の負担になり、視力低下の要因となるとのことです。

視力に課題にある児童が多い実態を考えると、明るいところで読書をするように気を付けていかなければならないと思います。
それ以前に、本校の児童の視力が低めなのは、ゲームをやりすぎている子が多いからではないかという気がしますが・・・【校長】