宮上中トピックス

1学期終業式

公開日
2023/07/21
更新日
2023/08/21

学校の様子

7月21日(金)
1学期の終業式が体育館で行われました。
校長講話、各学年代表の言葉、部活動の表彰などがありました。
<校長講話>
 (1)前半は「身近なところから本当の学びを」(学校だよりぎんなんに掲載)
 (2)後半は「大切な心と体を守るために」(以下の通りです)
自分の心と体は、自分自身だけのものです。大切な心と体を守るためには、人との距離感が役に立ちます。距離感には心の距離感と体の距離感があります。心地よい距離は、人によって違います。近寄られるのを嫌がる人もいます。
相手が近づいてきて、嫌だなと感じたら、自分の距離が守られていないということです。皆さんが嫌だと思うことは、相手にはっきり嫌だと伝えて良いのです。個々大事ですのでもう一度繰り返しますが、嫌だと思うことは相手にはっきり嫌だと伝えて良いのです。どんな相手に対してもです。
相手が嫌がっているのに、性的な言葉を言ったり、体を触ったり見せつけたりするなど、性的な言葉や行動で人を傷つけることを、性暴力と言います。体に触る行為だけが性暴力ではありません。LINEやメールなどで性的な言葉を送って、人を傷つける行為も性暴力に含まれます。性暴力は、どんな理由があっても、誰であっても、決して許されるものではありません。
性暴力の被害に遭った人たちは、体調が悪くなったりいやな気持ちになったりするだけでなく、自分が悪いのではないかと思ってしまうこともあります。でも、被害に遭った人は決して悪くありません。悪いのは性暴力を行う人であり、それは誰であっても許されることではないのです。
もし、自分が性暴力の被害に遭いそうになったら、または被害に遭ってしまったら、
1 相手がだれであっても、嫌だと声を出してください。
2 すぐに、その場から逃げたり、その相手と距離をとったりしてください。
3 そして、一人で抱え込んだり悩んだりしないで、家族や先生など、信頼できる大人に知らせてください。
 もちろん、見知らぬ人から痴漢行為や急に付きまとわれたなどの場合は、真っ先に駅員や警察、近くにいる人に助けを求めてください。
 特にここでは、知っている人、身近な人からの場合、声を上げづらい人が多いため、あえてお話しています。相手がだれであっても、相談してください。相談先は学校だけではなく、昨日皆さんに配布した色々な相談先があります、相談しやすそうなところに相談してください。
 私も宮上中の先生たちも、生徒の皆さんの心と体を大切に守りたいと思っています。そのためにも是非、一人で悩まないで、知らせてください。
今日は夏休みを迎えるにあたって、「身近なものに目を向けて、本当の学びというものを見直してほしいという話」と「皆さんの大切な心と体を守るための話」をしました。
8月30日、全員また元気で会いましょう。

<代表生徒の話> 「1学期をふりかえって」
*1年代表
 入学して3か月がたち、「早い一学期だったな」と思う人もいれば、「濃い一学期だったな」と思う人もいると思います。僕は、「日々成長した一学期」だと思いました。なぜなら、体育祭では、「台風の目」の練習期間から自分たちのクラスに合った作戦を練り、お互いに励まし合って助け合っていきました。負けても、すぐに気持ちを切り替えて、そこで団結力が生まれ、どんなことにも本気を出せて、本気で悔しがる一学年は、とても凄く、そこが良いところだと思います。けれども一学年は、やりたい!という思いが強く、その気持ちがあふれて、騒がしくなってしまったり、行動にメリハリがつかないことが課題なので、二学期に改善していきたいです。夏休みも二学期の準備だと思って行動していきましょう。そして、二学期に行われる移動教室や合唱コンクールなどの行事を、皆で成功させましょう。
*2年代表
 二年生となり、約三か月が経ちました。私はこの一学期で自分から考えて行動することが大切だと学びました。
 去年までは二年生や三年生の先輩方がいてくださり、教えていただいたこと、指示されたことをすればいいということが多くありました。しかし、二年生になって後輩ができ、一年生に教えるなどの自分から考えて行動しなければならない場面が増えました。そこで先輩に頼るのではなく、自主的に考え、行動に移すことが必要だと学びました。
 また、一学期には体育祭や職場体験などの行事があり、学年全体としてお互いに声を掛け合い協力する場面が増え、一年生からさらに成長することができました。しかし、学校生活に慣れ気が緩んできた部分もあり、時間にルーズになるなどの改めるべき点も見られました。
 二学期からは私たち二年生が学校の中心となっていきます。これからの自分について考え、より良い宮上中学校にしていくよう、行動したいと思います。
*1組代表
 まず、一組の全体を通して良かった所は、色々なことに対して積極的に取り組んでいたことです。以前よりも、苦手な物事に対して少しずつ挑戦している人が増えたからです。前までは、苦手なことは全く手を付けない生徒もいました。ですが最近になって、ほんの少しでもやってみるという生徒が増え、一組がまた一つパワーアップしたと感じました。
 次に、あまり良くなかったこと、取組が少なかったことです。それは、時間を見て行動していなかったことです。授業の始めのチャイムが鳴っても、席についていない人がいたり、教室移動が間に合わなかったりと、時間を気にして行動している生徒が少なかったことです。二学期以降は、一組委員を中心に、声掛けを行ったり、先生に言われなくても、生徒一人一人が時間を気にして行動し、授業に遅れたりしないよう、協力し合っていきたいです。
 次に、今年の体育祭では、一組として初めての種目である「一組フラッグ」を頑張りました。曲に合わせて旗を動かすだけでなく、全員で動きをそろえることに苦労しました。練習では、人に合わせることが苦手で、文句が出たり、できないからと言って練習をしない人がいたりして、一生懸命やっている人からしたら、嫌な気持ちになっている人もいると思いました。ですが、人それぞれ考え方や感じ方が違うからこそ、団結することには高い価値があるということを学びました。本番では、みんなで感動を生むことができたと思います。
 最後に、二学期は一学期よりも生徒同士で協力して、より良い一組をつくっていきたいです。
*3年代表
 三学年の一学期をふりかえって僕は、この一学期は三年生という中学最高学年を全員で作り上げていく土台になったと思います。
 行事の取組では、中学校生活最後の体育祭、練習からそれぞれの気持ちが出ていて、課題に直面したら各クラスで様々な意見を話し合っている活発な姿は、一、二年の後輩にも良い影響を与えたと思います。また、競技中、学年・クラス関係なく応援し、共に喜びを感じた姿も体育祭を盛り上げ、より他学年とのつながりを強くしたと思います。
 ですが、良いことの反面、提出物などの取り組み方に課題があります。学年では、まだ提出物を期限内に提出していない人が見られます。受験生でもあるこの時期、自分のためにも提出物を期限内に出し、その中身の内容も良く考え、提出することを最低ラインとしましょう。
 このような学校生活や大きな行事ではクラス・学年のために注意をしてくれる人がいます。人に頼るだけではなく、自ら行動する積極性と周りの人と協力し合うことをもっと意識することで、二学期の二回の定期考査、修学旅行、合唱コンクールなどの忙しい場面で、クラス・学年で一人一人が臨機応変に対応することができます。そして、これから始まる夏休みでも、自主性をもって計画を立てて、勉強などを進めていきましょう。そうして重要な二学期では、より良い形でスタートを切れるようにしましょう。

写真上)部活動の表彰(サッカー部) 
    卓球部、男子バスケットボール部、サッカー部、テニス部、陸上部が都大会に出場します。
写真中)各学年代表の発表
写真下)校長講話を聴きます。