宮上中トピックス

2学期 385人で! (3)

公開日
2020/08/24
更新日
2020/08/24

学校の様子

始業式の校長講話

 19日前に終業式で話してから、あまり日がたっていない感じがしますが、今日は少し涼しい空気で、蝉の声も大音響だったのがいくらか小さくなったようです。季節は確実に移ろっています。
 さて、この夏休み、しおりにも書きましたが、「何かをやり遂げた」と言えるものがあると良いですねとお伝えしました。例えば3年生では部活動を最後の大会までやり遂げた、学習を目標通りやり遂げたなど。2年生、1年生でも部活動や学習、そのほか読書や体力づくり、毎日の生活の中で、「これはやり遂げたぞ」と自分なりに自信をもって言えるものがあったでしょうか。それがあったと言える人は、それで良し。素晴らしいです。そのことが今日からの2学期の生活を送る大きな力に必ずなることでしょう。残念ながら、なかった人は、「今から、ここから」です。誰一人、マイナスからのスタートということはありません。全員、今日から新しい気持ちでスタートを切りましょう。
 夏休みの短縮などで、ここまで授業の時数はだいぶ挽回してきました。2学期のスタートとして、8月24日はいつもの年と比べてそれほど早いわけではありません。でもやはりいつもの年と違うのは、私たちはいまだに新型コロナと戦っていることです。皆さんには引き続き感染防止のための行動をお願いするとともに、もし感染した人が出ても決して責めるようなことがないようにお願いします。そして本来なら、2学期は多くの行事があり・・・という話になるところですが、今年は少し違います。まず、2週間後の3年生の修学旅行。これは感染防止のための最大限の備えをして予定の日程で実施します。10月には1学期にできなかった体育祭を形を変えて行います。11月に予定していた合唱コンクールは3学期になります。また、生徒会活動では生徒会本部役員選挙は予定通り行い、活動の中心が3年生から2年生へとバトンタッチされていきます。このように、いくつかの行事がいつもの年と同じにはできなかったり、部活動の新人戦などもいつもの年のようには開催できなかったりしますが、こうした活動の大切さは変わりません。
 教科の授業と同じく、これらの行事は大切なものです。それは、学んだことを実際に発揮する大切な場面だからです。実際の仲間との関わりの中で、自分の力を発揮するという「総合的な学力」を生かし、高める場なのです。だから、これからも工夫をして実施していきます。よりよいものとするために、皆さんの考えも聞かせてください。
 この夏、将棋で藤井聡太さんが2冠を達成しました。対局の後藤井さんがよく言っているのは、「相手の指し手で勉強になるところが多かった。自分自身も成長することができた。」ということです。将棋に限らずですが、礼に始まり礼で終わる、相手を尊重した姿勢。相手があっての自分の成長であり、成果だと言っているのです。
 行事も同じく周りの仲間があってこそのものです。行事を通して、まわりの人を尊重することを大切にしましょう。今学期は新たに転入した人も含め、全校生徒385人です。お互いがいるからこそさらに成長できる、そんな宮上中、そんな2学期にしていきましょう。