学校日記

6月避難訓練 集団下校 校長講話

公開日
2025/06/10
更新日
2025/06/10

校長室より

 今日の訓練は、台風が接近しているので、風雨が強まらないうちに安全に家まで帰るために、同じ通学路を使っている人たちで集まって下校する、という訓練です。地震や火災のいつもの訓練とは違いますね。でも、この方面別集団下校は、台風の接近、という今日の想定以外にも、皆さんの安全のために年に何度か実際に行うこともある下校の仕方です。だから下校時の約束を今日しっかりと覚え、安全に家まで帰れる力を身につけてください。
 さて、今日は朝から雨が降っていました。天気予報を見たことがない、という人はいないと思いますが、日本の天気は、地球を周回している人工衛星や、各地の気象台のデータをコンピューターで解析し、90%近い確率で次の日の天気を当てています。実は台風だけはちょっと気まぐれで、スーパーコンピューターで一生懸命計算をしても、なかなかその動きを当てることができないようですが、それでも、台風が接近しているからこの後嵐になるよ、ということは予測できます。…だから、学校でももしも午後に台風が接近する、ということがわかったら、午前中で授業を切り上げて下校する、ということがあります。この南大沢小学校の周辺は、台風や大雨でも洪水や土砂崩れの恐れは比較的少ないとされています。でも、学校や通学路には古い木がたくさんあります。強い風で枝が落ちてくる、看板や物が飛んでくることも考えられます。学校から家までの間でどこが危険なのか、しっかり考えて今日の訓練に臨んでください。
 それから、集団下校の場面は台風だけではありません。例えば、学区内に不審者が出た、近所で強盗があって犯人が逃げている、ということも起きるかもしれません。保護者にも連絡し、安全を確保しながら集団で下校する、という場面は意外に多いのです。
 台風の接近や不審者などがいるかもしれない状況で下校するのに、道いっぱいに広がったり、バラバラになって寄り道しながら下校したりして大丈夫ですか?大事なことは、周りの状況をよく観察し素早く行動する。困っている下級生や友達がいたら声をかける、ということですね。先生、上級生の指示を聞いて、真剣に取り組み、家の人に今日の内容を報告しましょう。