1月の避難訓練講和
- 公開日
- 2025/01/21
- 更新日
- 2025/01/21
校長室より
みなさん、今日の訓練は地震の想定でした。昼休みの時間中に発生した、ということで多くの児童の皆さんにとって、周りに誘導してくれる大人もいない状況。大切なことは、今起きていることを正しく理解し、いのちを守るために最も大切な行動をとる、ということです。これまでの避難訓練で学んできた力をすべて使って正しい行動ができていたでしょうか。これからいくつか質問します。自分ができていたな、と思ったら手を挙げてください。
1 「遊びをやめ、放送をしっかり聞く。」
2 「周囲の安全を確認する。」
3 「自分の体、特に頭を守る行動をとる。」
4 「『おかしもち』」の約束を守って避難する。」
これだけ手が挙がる、ということはこれまでの訓練が生かされているということですね。実は今朝も台湾という国でマグニチュード6.4という大きな地震が起きました。昨年の能登半島の地震、今から9年前の熊本地震、そして13年前の東日本大震災、更に丁度30年前の1月17日、兵庫県を中心に起きたマグニチュード7.3という巨大な地震、「阪神・淡路大震災」…調べてみると、この30年間の間に日本国内だけでもマグニチュード6以上の巨大地震が12回も起きています。皆さんのこれからの人生の中で、必ず大きな地震に遭遇する、ということですね。
能登半島では建物が倒れたり、大きな火災が起きたりしました。東日本大震災では、大きな津波により、大きな被害、そして原子力発電所の爆発事故が起きました。また、阪神淡路大震災の時は、高速道路が崩れ、家の中では多くの人がタンスに挟まれて亡くなったそうです。地震が起きたときにいた場所によっても、命を守るための行動は変わる、ということですね。学校、家での行動を見直してみましょう。
最後に、30年前の阪神淡路大震災を経験した人々に聞いたアンケートを紹介します。「震災の教訓(学んだこと)として特に大切だと思うもの」。
1位は「水や食料などをためておく」でした。
2位は「地震に強い建物を作る」でした。
3位は、わかりますか?「住民同士の助け合い」だったのです。
学校には、水や食料、蓄えてあります。地震に強い建物になっています。だから、皆さんに心がけてほしいのは三つ目です。「自分の命を守る、そしてお互いに助け合う」こと、このことを頭に入れておきましょう。