11月11日 全校朝会「言葉遣いは心遣い」
- 公開日
- 2024/11/11
- 更新日
- 2024/11/11
校長室より
みなさんおはようございます。いよいよ音楽会の週に入りました。どの学年も一生懸命練習していて、学校の中に素敵な歌声や音色が溢れているのが嬉しいです。本番まであと少し、体調にも気を付けて過ごしてください。そして音楽会の次の週には開校40周年記念式典も予定されています。皆さんが楽しく学校に通って、大きく成長できるように応援してくださっている保護者の皆さん、地域の皆さんをたくさんお招きする行事が続きます。日頃の感謝の思いをしっかり伝えられるように、一人一人の心の中の準備も進めていきましょう。今朝はそんなお話です。
次の会話を見てください。いずれも学校での先生と子供の会話です。先生、子ども、どちらの言葉か考えてみましょう。
「おはようございます」
「おはよう」
「すてきなぼうしだね」
「べつに…」
「そうじがんばっていますね」
「がんばってるよ」
「そこどいて」
「…」
「しつれいします」
「どうしたの?」
「てがみをとりにきた。」
「ありましたか?」
「なかった」
何か感じたことはありますか。何だか先生と子供があべこべですね。先生たちは丁寧な言葉を使っていますが、子供たちはお友達と話すときと同じような言葉遣いをしている。丁寧な言葉を「敬語」と言います。5年生の国語の学習で学ぶ内容なので、4年生以下の皆さんは分からなくても仕方がない。でも、敬語を使えると、とっても得をします。話している相手から、この人は「信頼できる人」と思ってもらえるからです。丁寧な言葉遣いを心がけることは、心遣い、相手への思いやりの表れなのですね。だから、南大沢小学校の皆さんには、「敬語」を使える人になってほしいと思っています。
先ほどの先生と子供の会話、丁寧な言葉に直してみましょう。
「おはよう」→「おはようございます」
「べつに…」→「ありがとうございます。」
「がんばってるよ」→「がんばっています」
「そこどいて」→「そこをすこしよけてもらえますか」
「てがみをとりにきた」→「てがみをとりにきました」
「なかった」→「ありませんでした」
みんなちゃんとできていてすごい。じゃあ、ちょっと難しい言葉にも挑戦してみましょう。1年生もがんばってね。
「食べる」は?→「めしあがる」
「言う」は?→「おっしゃる」
「来る」は?→「いらっしゃる」
みんな、しっかり使えていますね。敬語は「マナー」「礼儀」なので、食事の仕方とか身だしなみとかと同じように、いつも使っていないと身に付きません。是非、家でも、学校でも、出かけた先でも、どんどん使ってみましょう。最後に、こんな言葉を紹介します。
「親しきなかにも、礼儀あり」
よく知っている家族や親せき、先生たちとの間でも、「礼儀」は大切ですよ、という意味ですね。実は南大沢小学校でも高学年になれば正しく敬語を使えるお友達がたくさんいます。今日から、心がけていきましょう。