『おいしい給食、食べていますか?』(もったいない大作戦ウィーク)
- 公開日
- 2023/09/29
- 更新日
- 2023/09/29
校長室より
「もったいない大作戦ウィーク」が始まります。先日の朝会でSDGsの目標達成には一人一人が「自分事」として取り組まないと無理なんだ、という話をしましたが、それにも関係したみんなに関わる問題ですね。
さて、校長先生が小学校2年生くらいの頃の話をします。ある時、田舎からおばあちゃんが家にやってきました。晩御飯の時、いつも早食いで(まあ今でもそうですが)早くデザートが食べたくて仕方がなかった私は、お茶碗にご飯粒をいくつも残して「ご馳走様!」と言ったのです。するとその時、それまでにこにこしていたおばあちゃんが突然、「お百姓さんが一生懸命作ってくれたお米をこんな風に残すのは許しません!」と怖い顔をして叱ってきたのです。今までどんな時も孫に優しくて大好きなおばあちゃんだったので、とてもびっくりしました。おばあちゃんは田んぼや畑で作物を育てていたので、食べ物を粗末にする孫が許せなかったのでしょう。自分が食べる時にはご飯のお茶碗に最後はお茶を入れて飲み干し、器もピカピカにして食べ終わるような人でした。この出来事以来、校長先生は「お茶碗によそったご飯粒は残さないぞ」と心に誓い、その誓いは今でも守っています。苦手だったキノコ類も、山にキノコ狩りに行って自分で収穫して以来大好きになりました。
ぜひ、食材、作ってくれた人、残さず食べることが未来の地球のためになることを考えて、おいしい給食を食べてください。