災害時(風水害)の児童引き渡し訓練について(5月2日)
- 公開日
- 2023/05/11
- 更新日
- 2023/05/11
校長室より
(5月2日の引き渡し訓練より)
日本は、災害大国だといわれています。例えば、小さいものを含めると1年間に約1000回の地震が起こっています。1日に3回は日本のどこかで起きている計算になります。また最近では、地球温暖化の影響もあって、これまで多いといわれていた9月に限らず、夏でも冬でも台風や低気圧の接近に伴って、大雨や強風、洪水といった風水害も発生しています。大きな災害が起きると、政府から「警戒宣言」というものが出されて、人々に災害の発生を知らせ、なるべく被害を小さくしようという努力をしているのです。
そんな時、学校では、すぐ授業をやめて、帰りの支度をして、お家の人に迎えに来てもらうようにします。今回は大きな台風の接近により警戒警報が発令された、という設定で訓練を実施しています。みんなが不安でパニックになりそうなときにも、あわてずに安全に、皆さんがお家の人に会って一緒に帰れるようにする訓練が、今日の引き渡し訓練です。南大沢中学校に兄弟がいる人は、年上の家族から順番に引き渡しを行うので、本当に災害が起こった時にはかなり長い時間、学校で待ってもらうことになるかもしれません。でも、この南大沢小学校の校舎や体育館は、台風や地震にも耐える丈夫な構造をしているので、安心してください。
保護者の皆様、本日はご多用の中、引き渡し訓練にご参加いただき、ありがとうございます。先程、子どもたちにも話したように、「災害時における警戒宣言」が出されたときには、原則として子どもたちは学校で待機させ、保護者引き渡しによる下校となります。
学校からは、様々な手段でご連絡をいたしますが、災害時には、ニュースやインターネット等で正しい情報を集め、ご家族の安全を確保された後、引き取り人としてご登録いただいた方にお子様を学校に引き取りに来てくださいますようお願いします。万が一、交通機関などが止まり、どなたも迎えに来られない場合は、学校が責任をもってお子様をお預かりしておきますので、どうぞご安心ください。
また、言うまでもないことですが、災害への備えは日ごろからの意識が大切です。今回の訓練の機会を生かして、通学路、ご家庭の災害備蓄品、緊急時の落ち合う場所などの確認をしっかりと行ってください。地域の南大沢自主防災の訓練などにもぜひご参加いただければと思います。よろしくお願いします。