5月25日全校朝会「野生動物と共に生きるために」
- 公開日
- 2026/05/25
- 更新日
- 2026/05/25
校長室より
皆さんおはようございます。今朝は最近テレビなどでもよく話題になっていることについてお話します。(八王子市に熊が出没したニュース画面)皆さんもよく知っているように、自然豊かな八王子市の山にはたくさんの野生動物がいて、その中にはクマも含まれます。こうした野生動物と共に生きていくために心がけたい事、今朝は4つのお話をします。
その1「しぜんのままにする」。多くの野生動物は厳しい自然環境で生きているので、病気やケガ、他の動物に食べられるなど、寿命を全うできずに死んでしまうことがほとんどです。一見すると「かわいそう」。でも、本当にそうでしょうか。死んでしまった動物は、他の動物や昆虫に食べられ、分解され、つぎの命につながっているんですね。一方で「しぜんのままにしない」とどうなるでしょうか。動物を助けたりエサをあげたりすると、野生動物は、エサ場に集まるようになります。たくさんの動物が来て「かわいい!」と思うかもしれません。けれど、これも本当にそうでしょうか。エサをもらえることに慣れてしまった動物は、自分でエサを探そうとはしません。集まった場所はフンや鳴き声で周辺に迷惑が掛かります。本来季節で移動する渡り鳥が一年中とどまるようになったりすることもあるそうです。
その2「野生動物は臆病」。ほとんどの動物は、自分から人間を襲うことはほとんどありません。人間は大きく、賢く、武器も持っているからですね。ところが、エサをやったり近づきすぎたりすると、動物たちは自分を守るために人間を襲うことがあるかもしれません。
その3「動物をよせつけない工夫」。では、動物をそっと見守り、必要以上に近づかないためにはどうしたらよいでしょうか。まずは「エサを与えないこと」。そして「家のまわりをせいけつにすること」も大切です。ゴミがあったり、隠れられる藪があったりすると、動物は近づいてきます。そして、野生動物を見つけてもむやみに捕まえようとしない、ということです。「鳥獣保護法」という法律で多くの動物は捕まえられないルールがあるのです。
その4「こんな時どうする?」。「鳥が死んでいる」…触らずに大人に伝えましょう。鳥インフルエンザなどの病気を媒介していることもあります。死んだ鳥は別の生き物のえさになります。「ハチが飛んでいる」…「手や棒を振り回したり走ったりせずに静かに離れる」。「棒でつついたり、石を投げたり刺激を与えること」これは絶対にやってはいけません。「ヘビがいた」。これはハチと同じです。「熊に出会った」。これですね。今日のお話の始めにも出てきたクマ。まずはクマに出会わないことが大切。鈴や笛などで自分の存在を知らせることが大切ですね。でも、不幸にして出会ってしまったら、「背中を向けずにゆっくり離れる」。そして突然出会って離れる時間も無かったら、「腕で頭と首をガードしてその場にうずくまり、じっと待つ」が大切です。
今朝は「野生動物と共に生きるために」ということで、日ごろからみなさんが心掛けたいことについて考えました。「しぜんのままにする」「むやみにちかづかない」「命を守る行動を覚える」。この3つをしっかり頭に入れて行動しましょう。