学校日記

9月14日 理科室 元気でね!

公開日
2023/09/14
更新日
2023/09/14

理科室

 9月半ばになり、朝夕は涼しく感じるようになっても、日中は30度を超える毎日が続いています。そのためか、アゲハの幼虫がまだ柚子の葉にいました。理科室前の廊下に置いておくと、幼虫が大きくなっていく様子を通りかかった子どもたちが見ていきます。
 「昨日は(体が)黒かったのに、今日は緑になってる! どうして?」「昨日までここ(柚子の葉)にいたのに、いなくなってる。どこに行ったのかな?」「なんであんな高いところで、サナギになったの?」という会話も聞こえてきました。どうしてでしょうね。でも、ちゃんと理由があるのですよ。どうしてか、わかったかな?
 
 先週、理科室に掃除に来てくれている5年生が、柚子の葉から床に落ちて動かなくなっている幼虫を見つけました。すぐに柚子の葉にもどしてあげました。「大丈夫かな。もうだめかな…。」と心配そうに見守る5年生。次の日、その幼虫は元気に柚子の葉を食べていました。掃除当番の子の一人が「すごっ! 強っ!
この幼虫の名前は「ツヨシ』に決めた!」「なんで『ツヨシ』なの?」と聞くと、「生命力が強いから」と。なるほど、ちゃんと理由があるのですね。
 
 『ツヨシ』はまだ、理科準備室の入口上にいますが、昨日無事に1匹、2時間目の授業中にアゲハチョウになりました。羽を広げ、パタパタ動かして理科室の中を飛び回りました。その後、中休みにアゲハチョウが体育館の方に飛んでいくのを一年生と一緒に見送りました。一つの生命が無事につながりました。 


 『バイバイ! 元気でね! 鳥さんに食べられないでね!』(1年生)