1学期を振り返ってNO6「あいさつ」3
- 公開日
- 2015/08/04
- 更新日
- 2015/08/04
校長日記
「あいさつ」することは、どんな意味をもっているのでしょうか?以前、ある本に書いてあったことがピッタリだと思いますので、紹介します。
その本の中の木下晴弘さん(株式会社アビリティトレーニング 代表取締役)は、『あいさつとは、相手の存在を認め、相手に対して心を開くこと』と言っています。
また、「あいさつ」をすることによって、自分の存在も相手に認めてもらうことになります。「私はここに居ますよ。」って相手に気付いてもらえます。ですから、逆に言えば、「あいさつをしないことは、相手を無視している。存在を認めていない」「自分の存在も認めていない」ということになるのです。そのことによって、人に心を開かない人は、人からも心を開いてもらえないことになります。人に対して、いつも気持ちのいい「あいさつ」をして、心を開ける人は、他の人からも心を開いてくれます。
私も「あいさつ」をしてくれると嬉しくて心がほっこりとします。そして、「A君は元気そうだな」「Bさんは少し疲れているかな?」とか感じたり、「これから、どこにいくの?」とか「調子はどう?」などと声をかけることができたりします。出張に行く時にある子が「こんにちは、どこに行くんですか?」と話しかけてきます。聞かれると「これから出張で、教育センターに行くんだよ」と答え、「気を付けて行ってらっしゃい」と言われると出張行くのが嬉しくなり、頑張っていこうという気持ちになるのです。不思議ですね。「あいさつ」一つで気持ちが晴れ晴れとしてきます。
つまり、「あいさつ」は心のキャッボールです。心のこもった「あいさつ」をすれば心のこもった「あいさつ」が返ってくるのです。意地悪な言葉や嫌がる言葉を言うと意地悪な言葉・嫌がる言葉が返ってきます。子供の喧嘩って、そうですね。真心と真心がつながれば、普段の生活がもっと楽しく、少しくらいの辛いことがあっても乗り越えられる気がします。「あいさつ」ってとても大切なことなんです。
*続きは、次回にまた、述べます。