「たった一つの命だから」 ~『命の大切さを学ぶ日』の校長講話から~
校長 平田英一郎
もうすぐ7月です。
5年生と6年生は、学校を離れ、おうちの人と離れて、移動教室に行ってきました。
1泊2日、あるいは2泊3日の経験で、さらにかっこよく大きく成長して帰ってきました。5・6年生がんばりましたね。
北区の小学校で起きた火事の件も知っている人も多いと思います。
普段の避難訓練が大いに役立ったそうです。「自分の命は自分で守る(写真中)」ことを椚田小では毎回お話ししています。
そのために「おかしもち」の合言葉を守り、姿勢を低くしてハンカチ等で口を覆って避難することを、もう一度確認しましょう。
暑い日、蒸し暑いなどジメジメした天気が多いですね。
疲れが出てくる人も多くなります、食中毒などにも気を付けたいですね。
みなさん、早寝早起き、朝ご飯、適度な運動、睡眠をしっかりとって、心も体も健康な生活を過ごすようにしましょう。
さて、今日は「いのちの日」ということで、「大切な命」について二つお話しします。
一つ目は「たった一つの命だから」です。
この言葉は、西尾 誉佳(にしおえいか)さんという人が書いた字、言葉です。
誉佳さんは14歳(中学校2年生)の時、骨のガンと言われる骨肉種という恐い病気にかかってしまい、このまま死んでしまうか、右腕を切るか、と言われ、生きるために右手を切ることを選んだそうです。
手術の前の日、お母さんと一緒にテニスをしたのが右手を使った最後になったそうです。
テニスの選手だった
誉佳さん。右手がなくなるということはどんなにつらいことだったでしょうか?
その年の年賀状に「腕がなくても、頑張って生きるよ。たった一つの命だから」と、左手で書いたそうです。
右利きだったんだけど練習して、左手でこの力強い文字を書きました。
「たった一つの命だから たとえ腕がなくても その命を大切して欲しい」と誉佳(えいか)さんはメッセージを残してくれました。
大切な 大切な 命。
自分も、友だちも、たった一つしかない命です。
大切にして、簡単に捨てることなく、誉佳(えいか)さんの分も元気に幸せに生きて欲しいと思います。
二つ目のお話は「出来る出来ないを決めるのは自分だ」というお話です。
水泳の日本代表選手である池江璃花子選手は20歳の時に白血病という恐ろしい病気にかかってしまいました。
池江選手は日本記録を出したり、日本代表選手に選ばれたりして、将来をとても期待されていました。
そんな絶好調なときに突然、白血病になってしまいました。
病気との戦いのようす・復活の喜びをビデオで見てみましょう。
病気が分かったとき「なんで自分だけ」と思わず「きっと自分ならまた頑張れる」とあきらめず頑張ったからこの日の活躍につながったのだと思います。
椚田小の皆さんも大変なことはこれからいくらでもあると思います。でも、どんなに困難な時にもあきらめず頑張って欲しいと思います。「出来る出来ないを決めるのは自分」です。
命を大切にして決してあきらめないで欲しいのです。
そして、椚田小の皆さんには支えてくれる仲間がいます、先生方がいます、おうちの方や地域の方もいます。
今年の椚田小の合言葉は「チーム椚田 ~椚田小のために私はなにができるのか?~ 」です。(写真下)
困っている友だちがいたら、悩んでいる仲間がいたら、何ができるのか? 大丈夫?と優しく声をかけてあげることができると思います。
どうしたの?と悩みを聞いてあげることもできると思います。
自分だけでは何もできないと思ったら、信頼できる大人の人に相談することもいいと思います。
これからも「チーム椚田」として、みんなで支え合って、懸命に生きていきましょう。