12.13 相手の立場に立った言動を考える(4年福祉体験、非認知能力、ウェルビーイング)
- 公開日
- 2024/12/13
- 更新日
- 2024/12/13
学校から
昨日、4年生が、総合的な学習の一環として福祉体験を行いました。
超高齢化社会を生きる今の子どもたちにとって、誰もが自分事、家族事となり得る福祉分野は「介護」ではないでしょうか。中でも認知症のサポートは、報道等でもよく話題になります。
この日は、子ども版認知症認証サポーター講座の受講とアイマスク体験等を行いました。
日常生活において困り感や生きづらさを実感することが少ない子どもたちにとっては、相当強く意識をしないと、他者の困り感を理解し、寄り添うことはできません。
今回は、バンダナで視界を遮ることで目の不自由な方の立場を簡易的に体験しましたが、この他にも学校や家庭などの身の回りには、自分が気付けていないだけで、障がい(生きづらさ)を抱える人がたくさんいます。
体のどこかが不自由であるという目に見えやすいことだけでなく、みんなと生活や学習のペース、考え方が違うこと、妊娠や目に見えない怪我をしていることなどでも生きづらさや困り感が生じます。他者の困り感に思いを馳せ、相手の立場に立った言動ができるようになれば、自分、そして社会が幸福になります。日本社会の目指すウェルビーイングそのものです。
やはり、数値では測れない「非認知能力」の育成が大切なのです。
今回の体験授業に際しては、学校コーディネーターのIさん、地域包括支援センターの皆様、子どもたちのためにお力添えありがとうございました。
【p.s】この投稿を書きながら、相手の立場や気持ちに寄り添えずにいじめや差別などの不適切な言動をとってしまう人たちこそ、障がい(生きづらさ)を抱えているのだと改めて思った次第でございます。教員、保護者、子どもたち…生きづらさ(障がい)を何一つ抱えていない人なんて、世の中に一人もいないのではないでしょうか。「私には障がいがない」と公言する人がいたとしたら、それが言えることが障がい(生きづらさ)になっていることにまだ気付いていないのでしょう。
みんなが生きやすい、幸せな学校をみんなでつくっていきたいです。