学校日記

10.15 道徳と国語の違いを意識した授業

公開日
2024/10/15
更新日
2024/10/15

学校から

教員間では、「道徳の学習が国語みたいになってしまう」という悩みが話題になることがあります。
先日、若手教員も同様の悩みを先輩教員に打ち明けながら、数日後の道徳授業の流れを練っていました。
さて、当日はどのような授業になったのでしょうか。45分の授業を見に行きました。

○学習の前半15分
道徳教科書の内容に沿って、登場人物の心情を確認し、共感をしていきました。

○学習の中盤15分
道徳的価値(この日は「努力と強い意志」)にせまるための話合いを進めていきました。主人公の努力や強い意志が身を結んだことに、多くの子が気付いていました。

☆このまま教材から離れずに展開されると、国語との違いが説明できません☆

○学習の後半15分
担任「がんばってよかったことや、さいごまでがんばったことはありますか」
教科書で確認をした道徳的価値を、自分の生活と重ねるための投げかけをしました。

最後の15分(時にはもっと長い時間)をかけて、登場人物の言動について、自分はどのように思うか、また、自分ならどのように考え、判断するのかについて、さらに深く考え、議論を深めていくことが、道徳の学習では大切になります。

この価値項目の道徳授業を6年間かけて何回も経験する中で、
「努力や強い意志が大切だけど、努力や強い意志って苦しい時もある。だから、自分が頑張ると決めたことは他のことよりも頑張るぞ」という道徳性が内発的に育まれることを願っています。

職員室では、翌日や数日後に控える授業の悩みを相談し合いながら、よりよい授業を準備しています。

写真の授業を行ったO先生、思いが反映されたいい授業でしたね!
これからも、思いのつまった授業をよろしくお願いします!