10.1 「非認知能力」に焦点化した授業改善
- 公開日
- 2024/10/02
- 更新日
- 2024/10/02
学校から
上壱分方小の教員は、全員が年間3回以上、校内教員に対して授業を公開し、授業改善に努めています。
授業改善にあたって重視している視点は「非認知能力」の育成です。
「非認知能力」とは、知能検査や学力検査では測定できない能力であり、目に見えにくい人の心や社会性に関係する力のことです。
【写真左】1年1組 話合い活動
クラスみんなで楽しめる遊びを相談して決める活動です。どの遊びなら、みんなで楽しめるのかを考え、意見を交流することで、他者意識や合意形成を図る力の高まりをねらいます。
【写真中】5年1組 合奏
音楽会に向けて、個々の演奏技能を調和させてハーモニーにしていきます。どの楽器が主旋律を奏でているのかを意識することで、演奏技能と合わせて、他者意識も高まります。
【写真右】2年1組 道徳
人の言動のほとんどは、「楽しさ」か「必要感」がその動機となっていると思います。
この日の道徳では、「楽しいこと」と「必要なこと」の間で揺れ動くジレンマについて考えることで、自分の行動をコントロールする力を高めることを目的としています。
★黒板の字、抜群に美しいですね!うらやましいです!★
とある心理学では、すべての問題は、人間関係がその要因であると言われています。では、人間関係を取り除けば楽しいのかというとそうではなく、喜びの根拠もまた、人間関係によるものとされています。
(獲得的要素の幸福とは異なる意味での)自分本位の幸福ではなく、人と関わり合う中での幸福を感じられるよう、上壱分方小では、「非認知能力」に焦点をおいた教育活動をすすめています。