学校日記

2月8日(月) 本日の授業風景

公開日
2010/02/08
更新日
2010/02/08

校長より

 2年生・社会(歴史)の授業の様子です。

 「 ファシズムと反ファシズム 」 を学習しています。

 第2次世界大戦前、ドイツにおける軍国主義的な独裁政治は、どのような経緯で誕生し、どのような罪を犯したのか … ヒトラーとは … ナチスとは … 等々、プリントや資料集を使いながらまとめていました。

 次の授業では、ユダヤ人の弾圧・虐殺についても取り上げる予定です。

 資料集には、ヒトラーの写真と並んで、映画 「 独裁者 」 のチャップリンの写真も掲載されていました。 そのチャップリンは、「 殺人狂時代 」 という映画の中で、次のような有名な言葉を残しています。

 “ One murder makes a villain , millions a hero .
  Numbers sanctify .”

 「 一人の殺人は犯罪者を生むが、百万の殺人は英雄を生む。
   数が、殺人を神聖化してしまうのだ。」

 今日の学習内容にもつながる言葉ですね。

 授業の中で担当の川口先生が 「 ナチスによるユダヤ人弾圧の様子を描いた映画は、たくさんある 」 とおっしゃっていました。
 授業のあとで、それらの映画のなかで最高傑作は? というお話をしたところ、川口先生も私も 「 ライフ・イズ・ビューティフル 」 で一致しました。

 1997年のイタリア映画ですが、一見の価値がありますよ。
                                     校長 武田幸雄