学校日記

12月8日(火) 本日の授業風景 ・ その3

公開日
2009/12/08
更新日
2009/12/08

校長より

 1年生・国語の授業の様子です。

 「 漢字の成り立ち 」 について学習しています。
 授業モニターの保護者の方も参観してくださっていました。

 漢字には、象形 ・ 会意 ・ 指事 ・ 形声 といった4種の成り立ちのほかに、転注 ・ 仮借 という2種の使い方もあります。 今日は教科書の問題をみんなで解きながら、それらのことを確認していきました。

 私が中学生だったとき、国語の先生から 「 伏 」 という象形文字 ( ものの形からできた漢字 ) の由来を教わりました。
 その、ちょっと怖い説明が妙に印象的で、今も心に残っています。

 「 君たちは、『 伏 』 の字は、人の横で犬が 『 ふせ 』 をしている姿からできたと思っているだろうが、実は違うのだ。 古代中国では偉い人が死ぬと、その死体を守らせるために兵士と犬も一緒に埋めてしまった。 その埋められてしまった兵士と犬の姿を表しているのだよ … 」

 ちょっと都市伝説っぽいのですが、たぶん事実なのだと思います。
 ( いろいろある説の中の、一つなのかもしれませんが )

 ちなみに私は、その先生からよく 「 君の書く字は、象形文字が成り立つ一歩手前のような字だなぁ 」 と言われ続けました。 その独特な表現の仕方も印象的で、こちらも心に ( トラウマとして? ) 残っています。
 やはり、字は丁寧に書かなければいけませんね。
                                     校長 武田幸雄