11月18日(水) 本日の授業風景 ・ その3
- 公開日
- 2009/11/18
- 更新日
- 2009/11/18
校長より
1年生・社会(地理)の授業の様子です。
「 世界1周すごろく 」 を完成させたあと、47都道府県と県庁所在地を覚えるように指示が出され、その学習に入りました。
島崎先生から、47都道府県は、大きく八つの地域・地方に分かれると説明がありました。( 北海道 ・ 東北 ・ 関東 ・ 中部 ・ 近畿 ・ 中国 ・ 四国 ・ 九州 )
その説明を聞いたとき、私はあることに気づきました。
都道府県について、皆さんは疑問に思ったことはありませんか?
北海道以外の46都府県は、例えば 「 東京都 」 なら 「 東京 」、「 大阪府 」 なら 「 大阪 」、「 千葉県 」 や 「 神奈川県 」 なら 「 千葉 」 「 神奈川 」 と、それぞれ都・府・県をつけない言い方をするのに、なぜ 「 北海道 」 だけは道をとって 「 北海 」 という言い方をしないのかと。
実はこの疑問、恥ずかしながら私にとって長年の謎だったのです。
それが、島崎先生の説明を聞いているうちに、パッとひらめいたのです。
北海道だけは、他の46都府県と違って、単に地方自治体の名称だけでなく、ひとつの地域・地方を表す名称としても使われているからなのです。
つまり、「 北海道 」 は 「 東京都 」 や 「 大阪府 」 「 千葉県 」 などと同じように地方自治体の名称のひとつですが、同時に 「 関東 」 や 「 近畿 」 「 九州 」 などと同じように 「 北海道 」 という3文字でひとまとまりとなって、ひとつの地域・地方を表す言葉でもあるからなのです。
… と、私は謎が解けた気になって一人悦に入っているのですが、本当にこの解釈で良いのでしょうか?
校長 武田幸雄