11月11日(水) 本日の授業風景 ・ その3
- 公開日
- 2009/11/11
- 更新日
- 2009/11/11
校長より
2年生・国語の授業の様子です。
古典の学習ですが、今日は漢文の授業で 「 論語 」 を学んでいました。
「 論語 」 とは、孔子という中国古代 ( 紀元前500年頃 ) の思想家と、その弟子たちの言行をまとめた書物です。
平野先生が、黒板に貼った資料について、椅子の上に乗って一生懸命説明してくださっています。( 写真・上 )
見ている私は、椅子から落ちてしまわないかと少しハラハラしていました。
学習した 「 論語 」 に、次の一節がありました。
子曰く、「 君子は諸を己に求む。 小人は諸を人に求む。」 と。
( 孔子が言う、『 君子は何事も自分に責任を求めて反省する。 小人は責任を他人に求める。』 と。)
何か失敗したり、うまくいかないことがあったりすると、それを誰か人のせいにする …。
自分のつまらない生活、おもしろくない毎日は、すべて社会・政治・学校などが悪いからだとふてくされる …。
自分の失敗や過ち、ルール違反を注意されると、「 僕(私)だけじゃない! 」 「 みんなだって、やっている! 」 「 なぜ僕(私)だけ、注意されるの? 」 などと開き直る …。
そんな 「 小人 」 にだけは、なりたくありませんね。
校長 武田幸雄