10月24日(土)
VOX GAUDIOSA 公演のクライマックス、合唱団と3年生とのコラボレーション 「 Jupiter 」 が行われるようになって、今年で三回目となりました。
はじめは、2年前の合唱コンクールでした。
そう考えると、3年生の皆さんにとっての 「 今日 」 は、2年前の合唱コンクールの時から始まっていたのかもしれませんね。
それは、ある偶然から生まれたサプライズでした。
当時の3年生が選択音楽の授業で学んでいた曲と、VOX GAUDIOSA が公演のために用意してきてくださった曲が、どちらも 「 Jupiter 」 だったのです。 そこで松下さんが、「 だったら、ぜひ … 」 ということで急きょ決まったコラボでした。
翌年、その合唱に感動した多くの後輩たちが、合唱団とコラボするために選択の授業で音楽を選びました。 その結果、今度はサプライズではなく、共通の明確な目標を持って集まった仲間たちが、前年のサプライズを上回るような感動的な合唱を聴かせてくれたのです。
そして、今年、学校の方針として選択音楽の授業がなくなりました。 そのため当初は生徒有志と合唱団とのコラボも考えたようですが、3年生の情熱が 「 全員合唱 」 という形へと進化を遂げました。 また、難しいピアノの伴奏も、同学年の生徒自らの手で行うことになりました ( 長谷川 君 )。
そう考えると、合唱団とのコラボレーションが3年の時を経てひとつの完成形に到達したようで、大変感慨深いものがあります。
3年生の皆さん。
私は別所中に着任して4年目ですが、創立以来過去20年間で、最高の合唱を聴かせてもらったと確信しています。 それどころか、私の四半世紀に及ぶ教員生活の中でも、最高の合唱でした。
素晴らしい合唱に、心からお礼を言います。 ありがとうございました。
そして、もうひとつ。
公演の最中マスクをつけていた私は、今まで知らなかったマスクの使い道を、3年生の皆さんから教えてもらいました。
マスクというのは、ウイルスの感染予防や咳エチケットだけでなく、涙や鼻水でぐしょぐしょになったみっともない顔を人に見られないための、便利なアイテムにもなるのですね …。
校長 武田幸雄