10月21日(水) 本日の授業風景 ・ その2
- 公開日
- 2009/10/21
- 更新日
- 2009/10/21
校長より
3年生・国語の授業の様子です。
古典 「 おくの細道 」 を学習しています。 写真は、「 歴史的仮名遣い・音読チェックシート 」 を使って、隣同士で読み方の確認をしているところです。
当時では高齢者の域に入る46歳の松尾芭蕉を、死さえ覚悟しなければならないほどの長旅に赴かせたものは何だったのか…。
担当の新村先生の 「 旅の中で、自らの精神を錬磨し、蕉風 ( しょうふう = 芭蕉の作風・流儀 ) の確立を目指した 」 という説明からは、ストイックなまでの芭蕉の生き様が伝わってくるようでした。
「 月日は百代の過客にして 行きかふ年も また旅人なり 」
( 月日は永遠にとどまることのない旅人であり、やってきては去って行く年もまた旅人である。)
2006年、サッカーW杯・ドイツ大会のあと、突然29歳の若さで引退してしまった 中田英寿 選手は、「 人生とは旅であり、旅とは人生である。」 と題したブログの中で、自身の引退の理由を次のように語っていました。
「 プロサッカーという旅から卒業し、“ 新たな自分 ” 探しの旅に出たい 」
侘び・寂び ( わび・さび ) といった 「 蕉風 」 とは無縁に思える中田選手ですが、もしも彼が尊敬する人物を聞かれたとき、ペレ、ベッケンバウアー、マラドーナ、ジダンなど往年の名選手とともに 「 松尾芭蕉 」 をあげたなら …。
私は、中田選手をますます好きになるような気がします。
校長 武田幸雄