2月17日(木) 本日の授業風景
- 公開日
- 2011/02/17
- 更新日
- 2011/02/17
校長より
2年生・数学(少人数)の授業の様子です。
写真は上から、鈴木先生クラス → 加藤先生クラス → 鶴丸先生クラスです。
どのクラスも新しい章 「 定理の発見と証明 」 に入りました。
「 平行線と三角形 」 という単元で、「 中点連結定理 」 の学習が中心です。
「 定理 」 とは、簡単に言えば、数学で既に証明されている命題のことです。
命題とは、例えば 「 AとBは等しい 」 のように言葉や記号、式などで表されたもののことです。 中学校で学習する有名な定理は、このほかにも 「 円周角の定理 」 や 「 三平方の定理 ( ピタゴラスの定理 )」 などがあります。
先ほど述べたように 「 既に証明されている 」 わけですから、単純に覚えてしまえばよいと言えるかもしれません。 しかし、あえてそれを自分で証明してみせるというのが、「 数学の醍醐味 ( だいごみ )」 ではないでしょうか。
ここで詳しいことは述べませんが、3年生の数学では 「 三平方の定理 」 を学習します。 直角三角形の直角をはさむ2辺をそれぞれ a ・ b、残りの斜辺を c としたとき、「 a² × b² = c² 」 という関係が成り立つという定理ですが、これなどは優に100以上の証明法があるそうです。
推論をたて、論理的に考察し、適切に表現する … 。
新しい章の学習でそんな力を身につけ、さらにその力を日常生活のさまざまな場面で活用できたら素敵ですね。
校長 武田幸雄